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掲載日:2025年10月22日

令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(平松大佑議員)

中小零細企業への支援の在り方について-成長が見込める企業への支援と同様に、厳しい状況にある企業への支援も更に力を入れるべき

Q 平松大佑 議員(県民)

中小零細企業への支援の在り方について、産業労働部長に伺います。
現在、物価高騰や人手不足と、中小零細企業は引き続き厳しい経営環境の中にあります。成長が見込める企業への支援と同様に、経営が厳しく廃業寸前の企業や事業再生を必要とするような厳しい状況にある企業への支援についても、更に力を入れるべきと考えます。まさしく懐に飛び込んだ複数回にわたる専門家による伴走支援が必要と考えます。
経営が厳しく廃業寸前の企業や、事業再生を必要とするような厳しい状況にある企業に対する専門家活用の支援制度を更に充実するべきと考えますが、御見解をお聞きします。

A 野尻一敏 産業労働部長

県では、商工団体に補助を行うことにより、事業者が抱える経営課題に対応した専門家を派遣し、伴走支援を行う体制を整えております。
お話しの厳しい経営状況にある事業者の方が、まず課題として直面するのは資金繰りだというふうに考えております。
そこで、こうした事業者に対しては、会計や経営などの専門知識を持った金融機関OBや税理士などを派遣しているところでございます。
例えば、借入金の返済が遅れがちな事業者に対して、専門家が経営改善計画の作成を支援した結果、金融機関から返済期限の延長が認められ、資金繰りの改善につながった事例もございます。
 また、事業再生を進めていく上では、収益の確保に向けた新たな販路の開拓や新商品・新サービスの開発なども重要です。
そこで、こうした支援ニーズに対しては、購買やマーケティング、営業などの分野で豊富な経験を持つ企業OBなどを専門家として派遣しております。
引き続き、事業再生の意欲ありながら、厳しい経営状況に置かれている事業者の方の課題に適切に対応できるように、現場のニーズを踏まえ専門家派遣制度の充実に努めてまいります。

再Q 平松大佑 議員(県民)

現況の状況をお聞きしました。その中でも充実に努めていきたいという話がありましたけれども、私が申し上げているのは、現状の中ではそういった支援の網から漏れてしまうようなケースもあって、そういった場合でこういった専門家活用の支援制度というのがもっと充実すれば、それが廃業しなくても済むとか、事業再生につながる、こういったところを言っているんです。
今の制度だと不十分だという観点で申し上げているので、その点でしっかりもう一回、御答弁ください。

再A 野尻一敏 産業労働部長

既存の専門家派遣制度の中から漏れているものがあるのではないかという御指摘でございます。
いろいろお話を伺う中で、適切な相談機関にできるだけつなぐようにしておりますけれども、場合によってはそういうこともあるかもしれませんので、よく現場の状況を聞きながら適切な改善に努めてまいりたいと思います。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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