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掲載日:2022年12月27日
Q 村岡正嗣 議員(共産党)
私は、2016年6月定例会で日本近代建築の巨匠前川國男氏が設計した埼玉会館を取り上げ、前川國男作品としての魅力と価値を広く県民に伝えてほしいとお願いしました。建物見学ツアーの実施や様々なガイド資料の発行の取組は大変うれしく、感謝しています。地下1階にある会館の歴史資料の展示も大変評価しています。
一つ残念なことは、タイムカプセルについての説明のないことです。埼玉会館50年史には、「会館の定礎式にタイムカプセルを埋めた」と記されています。昭和41年の埼玉会館改築行事関係記録書にも、タイムカプセルの埋設について詳細な記述があります。埋設場所も図面に示されています。
当時の新聞には、栗原元知事が木箱に入ったタイムカプセルを埋める写真とともに、五輪記念貨など封入、知事らが定礎式の記事が掲載されています。
建築家前川國男氏は、当時の大量生産・大量消費の風潮に批判的で、耐久性のある建物とするため外壁に打ち込みタイルを採用しました。また、地下の上を広場にしました。この広場はエスプラナードと呼ばれます。設計者や県庁の営繕課職員、ゼネコンなど工事関係者は、エスプラナードの会という会を作って、竣工後、毎年会館のチェックをしたと50年史にあります。
このタイムカプセルは、当時の会館建設に関わった人々の熱い思いを後世に伝える極めて貴重なものです。夢とロマンを感じます。私は、子供たちに知ってほしいと思います。
知事、埼玉会館にはタイムカプセルがある、このことを広く県民に伝え、活用を図っていただきたいと思います。いかがでしょうか。
A 大野元裕 知事
議員お話しのタイムカプセル、いわゆる「定礎箱」は、昭和40年の定礎式の証しとして地下3階の機械設備の下に埋設したもので、残念ながら取り出すことができません。
この定礎箱 は、埼玉会館の建設に携わった方々の思いを後世に伝える、大変貴重なものであると認識しています。そこで、写真や新聞記事など当時の資料を展示し、子供たちをはじめ、広く県民に周知することで、埼玉会館の魅力と価値を更に高めたいと思います。
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