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掲載日:2022年12月27日
Q 村岡正嗣 議員(共産党)
小水力発電は、高低差による位置エネルギー、又は水圧の余剰エネルギーを活用して発電するものです。
上里町神流川沿岸発電所では、神流川から取水した農業用水の発電所までの高低差を活用して、最大199キロワット発電しています。浄水施設である高坂中継ポンプ場でも小水力発電設備を設置し、最大28キロワット、年間最大発電電力約24万キロワットアワーを発電しています。さらに、中川水循環センターでも、小水力発電によって最大22キロワット発電しています。
県管理河川でも小水力発電が予定されています。さいたま市や川口市など自治体での小水力発電も広がっています。小水力発電の推進を図っていただきたいが、知事よりお答えください。
A 大野元裕 知事
まず、再生可能エネルギーの導入可能性を含んだデータについて環境省が公表している「自治体排出量カルテ」によると、埼玉県における再生可能エネルギー発電導入ポテンシャルに占める中小水力発電の割合は、0.1%となっており、川の流量の特徴を示す「流況」に基づく発電能力も全国最低レベルにとどまっております。
他方、脱炭素社会実現のためには再生可能エネルギーの最大限の導入・活用が必要であり、発電適地は限られておりますが、小水力発電についても適地を活用して地道に取組を進めることが必要であります。
そのため、高低差や水量などの条件や、費用対効果等を総合的に勘案し、導入可能な河川や農業用水、上下水道施設については小水力発電の実施を引き続き検討いたします。
また、県内外における小水力発電の取組事例に関する情報を広く発信するほか、小水力発電を含む再生可能エネルギー発電設備の導入に対する補助制度などにより、民間事業者による取組も支援してまいります。
県としては、脱炭素社会の実現に向けて、引き続き小水力発電を含めた再生可能エネルギーのバランスのとれた導入を促進してまいります。
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