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掲載日:2022年12月27日
Q 村岡正嗣 議員(共産党)
今年10月、騎西特別支援学校で登校時の送迎バスに1人の生徒が取り残され、バス営業所に戻る途中で発見されるという事案がありました。幸い大事に至りませんでしたが、惨事につながりかねないことだけに、これを教訓に一層安全向上に向けて取り組んでいただきたいと思います。
この事案の経緯と対策について、教育長より御説明をお願いします。
A 高田直芳 教育長
本事案につきましては、まず、普段は送迎バス降車後に自ら1人で教室まで来る生徒が教室に来なかったことから、担任がバス乗務員に当該生徒が乗車していたかどうかの確認を口頭で行い、バス乗務員からは乗車していたとの回答がありました。
その際、乗務員は全員が降車したかどうかの確認を行っておりませんでした。
そのため、担任は、バス降車後、当該生徒がどこかに行ってしまったのではないかと考え、車内を直接確認することなく校内の捜索に向かいました。
その後、バスが事業所の車庫に向かう途中の車内で当該生徒が発見されたものでございます。
本事案は、本来バス事業者が実施すべき送迎時の降車確認や降車後の車内点検が適切に行われず、また、教職員による車内確認も行われないなど、これらが確実に実施されていれば防げたものと考えます。
そのため、県では、再発防止策として送迎バスを運行する全ての県立特別支援学校に対し緊急点検を実施するとともに、バス乗降時の確認の徹底に関する県統一のマニュアルを作成するなどの対策を速やかに実施いたしました。
また、このマニュアルに基づく安全管理について、緊急の校長会議やバス事業者向け説明会を実施し、その徹底を指示したところでございます。
今後、このような事案を二度と起こすことのないよう、県教育委員会、学校及びバス事業者が一体となって、送迎バスによる登下校の一層の安全確保に取り組んでまいります。
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