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掲載日:2022年12月27日
Q 村岡正嗣 議員(共産党)
環境省は、2013年から空調メーカーに委託して新たな発電装置の開発を進め、国産汎用ポンプの活用などによって、低コストの発電機と制御装置を一体化したコンパクト型の発電装置、管路用マイクロ水力発電システムを実用化しました。発電出力が100キロワット以下の小規模な水力発電です。
先日、環境農林委員会では、滋賀県企業庁が民間企業と稼働させているマイクロ水力発電所を視察しました。県の上水道施設の送水管で発生する余剰圧力を活用して発電させるもので、最大発電出力は35キロワット、年間発電電力量は17万3,000キロワットアワーです。運転音も静かで、設置スペースも僅かです。
本県でも管路用マイクロ水力発電の導入を検討すべきと提案しますが、公営企業管理者、いかがでしょうか。
A 北島通次 公営企業管理者
企業局では、脱炭素に向けた取り組みとして、平成24年度から送水ポンプの余剰圧力を活用した小水力発電施設を、高坂中継ポンプ所に設置をしております。
ご質問の「管路用マイクロ水力発電システム」は、水道水を汚染しない水車を使用し、送水ポンプの余剰圧力を利用するもので、高坂中継ポンプ所のものと基本的に同様のシステムです。
議員からは、更なる導入の御提案をいただきました。県営水道では、省エネルギーの観点からできるだけ送水圧力を下げていることや、受水団体への安定供給をしていく必要から、余剰圧力が利用できる場所は限られているのが現状です。
このため、現在、局内にプロジェクトチームを設置し、地上の備蓄タンクと地下の送水管路の高低差を利用した発電の可能性など、調査・検討を進めているところでございます。
企業局では、県のCO2削減目標達成に貢献するため、今後も最新技術の動向を注視しながら小水力発電施設の導入可能性について検討をしてまいります。
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