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掲載日:2022年12月27日
Q 村岡正嗣 議員(共産党)
東京農工大学の高田秀茂教授の行った荒川の水質調査で、高濃度のビスフェノールAが検出されました。採取箇所は荒川上流水循環センターの処理水放流の下部です。水循環センターは県環境整備センターの浸出水を処理しています。高田教授は、隅田川、多摩川、荒川など全国の河川の調査をし、下水処理水のビスフェノールAがごみ最終処分場に由来する可能性を強く示唆しています。
厚生労働省は、ビスフェノールAの人体への影響について、いまだに不明な点も多いとしながらも、胎児や乳幼児への影響の可能性を指摘しています。現在、ビスフェノールAの検査は義務ではありませんが、県民の安心安全のため浸出水の検査を検討していただきたいが、環境部長、どうでしょうか。
A 目良聡 環境部長
埋立地の浸出水すなわち廃棄物と接触した雨水につきましては、先ほど申し上げたとおり、地中等に漏洩しないよう厳重な対策を取った上で、寄居町の公共下水道に放流しています。
下水道に流すことができる水質の基準は寄居町下水道条例で細かく定められており、センターで水質検査を行っていますが、ビスフェノールAに関する項目は求められていないため、その測定は行っておりません。
浸出水につきましては、これから荒川上流水循環 センターで河川に放流するための処理がなされること、また、ビスフェノールAに関して有害とされる基準がなく、検査結果の評価が困難なことなどから、現時点ではビスフェノールAの検査を行うことは考えていないところでございます。
県としては、今後とも国の動向を注視して、ビスフェノールAに関する知見の収集を行い、不安を感じる県民の方がいらっしゃる場合には適切な情報を伝えられるよう努めてまいります。
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