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掲載日:2022年12月27日
Q 村岡正嗣 議員(共産党)
私は、これまでも定例会一般質問で、川口には肢体不自由児のための特別支援学校がないため、家から片道2時間、往復4時間かけて越谷特別支援学校に通学している肢体不自由児がおり、生徒も家族もあまりに重い負担を背負っている現状を紹介しました。同時に、その越谷特別支援学校自体も過密が大問題であることも指摘し、川口に肢体不自由児のための特別支援学校の設置を求めてきました。教育長は、引き続き川口市教育委員会と情報交換を行い、肢体不自由児特別支援学校の設置の可能性も含め、教育環境の向上にしっかりと取り組むとの答弁でした。
さきの9月定例会では、萩原県議の質問に教育長は、今回、川口市から御要望のあった旧芝園中学校の校舎は未耐震であり、3階に体育館があるなど、肢体不自由の児童生徒が学ぶ施設としては大きな課題がある。これらの課題も含めて、県と市で詳細に検討していく旨の答弁でした。
教育長、これまでの検討状況と今後について御説明ください。
A 高田直芳 教育長
県では、川口市からの御要望を受け、これまでに3回にわたり、御提案のあった施設の現状や課題等について、相互に認識を共有しながら、必要な協議を行っております。
現在は、市に対し、旧芝園中学校の耐震診断や施設の老朽化の状況について、詳細なデータ等の提供を依頼しているところでございます。
また、他の肢体不自由特別支援学校は大半が平屋であることから、3階に体育館がある施設の利用に関し、現状のまま利用できるのか、大幅な施設改修が必要かなど、様々な観点から意見交換を行っています。
肢体不自由特別支援学校の設置に関する様々な課題については、一つ一つ丁寧に検討を進める必要があることから、引き続き、川口市教育委員会との協議を継続してまいります。
再Q 村岡正嗣 議員(共産党)
協議をされて丁寧に、それは丁寧にやっていただきたいと思うんですが、耐震についても検討されているということですが、そもそもその検討されてきた中で課題は出そろったと、それは言えるんでしょうか。教育長、お答えください。
再A 高田直芳 教育長
旧芝園中学校の施設は築44年経過している校舎と伺っております。
未耐震の施設であることから、市の調査の確認には時間を要するものと市からは伺っております。
先ほど御答弁申し上げましたとおり、その施設がきちんと使えるのかどうか、様々な課題があるというふうに思っておりますので、引き続き川口市教育委員会と丁寧な協議を続けてまいります。
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