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掲載日:2022年12月27日
Q 村岡正嗣 議員(共産党)
2022年度の米の概算金は60キログラム当たり8,500円から1万7,500円ですが、埼玉県産は近隣県産よりも安く深刻です。千葉県や岩手県産コシヒカリが1万円ないし1万500円に対して、本県産は9,300円、茨城県産あきたこまちは1万300円、本県産は8,700円です。彩のかがやきは9,000円です。
農水省による米生産費は1万3,087円です。これでは作っても赤字、正に「コメ作ってメシ喰えない」です。しかも、今年は農業生産資材の高騰で、米づくり農家の収入は激減です。埼玉一の米どころ加須市では、独自の支援策を検討するとのことです。
販路拡大策は大事ですが、不十分です。このままでは埼玉の米農家は食べていけません。解決をどう図るつもりか、農林部長、お答えください。
A 小畑幹 農林部長
米農家の経営安定を図る上では、まず、県産米の需要を高め安定的な販路を確保することが重要です。
このため、県産米の認知度向上や、売値が高い家庭用に販路を広げられるよう、量販店での取扱いの拡大に取り組んでいます。
また、収益性の向上の観点から、肥料価格高騰に対する化学肥料低減の取組を支援するとともに、引き続き、省力栽培技術やスマート農業の普及など、一層の生産コストの低減を促進してまいります。
加えて、米の需要は長期的な減少傾向にあり、需要に応じた生産を行う観点から、主食用米から麦などへの作付転換も推進してまいります。
こうした取組を通じて、米農家の経営安定を図ってまいります。
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