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掲載日:2025年7月8日
Q 伊藤はつみ 議員(共産党)
通学児童の列に車が突っ込むというような悲惨な事故がいまだに絶えることがありません。そこで、警視庁はゾーン30やゾーン30プラス整備の取組を進めています。
警察本部長、自動車速度が30キロ以下になるとどのように安全性が高まるのか、御説明ください。
A 野井祐一 警察本部長
通学路を含む生活道路等において、歩行者の安全を確保することは、県警察においても極めて重要と考えております。これまでもゾーン30やゾーン30プラスの整備を推進してきたところであります。
警察庁の資料によりますと、歩行者と自動車の事故における自動車の速度と死亡事故との関係は、自動車の速度が時速30キロメートルを超えると、歩行者の致死率が急激に高まることが明らかになっております。
具体的には、時速30キロメートル以下の衝突であれば、致死率が0.9パーセント以下でありますが、時速60キロメートル以上の衝突であれば、致死率は17パーセント以上となるため、低速度で走行していただくことにより安全性が向上するものと考えております。
再Q 伊藤はつみ 議員(共産党)
是非この速度30キロ以下で命が救われるということを広く強力に周知していただきたいのですが、どうでしょうか。
再A 野井祐一 警察本部長
県警察においては、ゾーン30プラス等の整備を推進するに当たり、これら対策の実効性を高めるためにも、致死率が急激に高まることについて広く県民に御理解いただくことは重要であると考えております。
これまでにも、ホームページにおいてゾーン30プラスに関する説明を掲載しておりますが、この内容を充実させ、致死率についての説明を加えることとしているほか、ゾーン30プラスの整備に向けた説明会を行う際に、その場において取り上げるなどにより、県民の皆様に広く周知がなされるよう努めてまいります。
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