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掲載日:2026年3月26日
Q 武田和浩 議員(民主フォーラム)
近年、若い世代を中心にオンライン空間であるコミュニケーションが当たり前となっています。県としてもメタバース空間を活用した不登校児童生徒支援事業を整備し活用していることは、大変評価しております。
一方で、全国的に孤立感を抱える方が増え、相談につながりにくい層へのアプローチが課題となっています。特に対面や電話での相談に抵抗がある若者がいると伺っております。
こうした中、福岡県がメタバース空間を活用し、アバターを通じて専門職とつながれる新しい相談支援を始めたことが注目されています。埼玉県としても、メタバース空間の秘めたポテンシャルを生かし広げていくべきではないかと考え、以下、質問いたします。
(1)自殺防止、ギャンブル等依存症相談への拡充について。
福岡県の取組では、アバターを通じて専門職とつながることで、相談のハードルが下がったという声があります。自殺防止、ギャンブル等依存症相談への拡充について、知事の考えをお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
これまでの検証で、メタバース空間を自由に移動しながら、顔を出さずに匿名でリラックスした交流や相談、グループワークを行う事業は、メタバースとの相性がよい、ということが分かってまいりました。
一方で、アバターを通じてのコミュニケーションでは、例えば相談事業の場合、相談者の表情、体のしぐさ、声の調子などから詳細な状態を把握することは難しく、センシティブな相談などにはなじまないといった課題も指摘されております。
自殺等については、孤立など様々な要因が指摘されるところ、県ではこれまでメタバース空間を活用した、「つながるSAITAMA相談・交流DAY」において相談会・交流会の場を設けるなどの事業を行ってまいりました。
他方、自殺やギャンブル等の依存症の相談者は、その背景に病気や厳しい生活状況、多額の債務や家庭内不和を抱えていることがあり、相談内容は非常にセンシティブで緊張感、切迫感があるものとなっています。
このため、現在は、対面や電話、SNSで、相談者に合わせて対応しているところであり、メタバース空間の活用は、その背景や深刻度に応じ慎重な判断が必要と思います。
メタバースの気軽に参加できるという利点を生かし、まずは、専門家などの御意見もお伺いしながら、自殺やギャンブル等の依存症の相談窓口の周知活動や、相談してみようと思えるようなきっかけづくりなどでのメタバースの更なる活用を検討したいと思います。