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掲載日:2025年7月7日
Q 林薫 議員(自民)
昨年、私の選挙区であるさいたま市南区において住宅地にイノシシが出没することがあり、住民の間で驚きや動揺が広がりました。
都市部における有害鳥獣の出現は、埼玉県周辺における野生動物の生息環境の変化が要因であると考えられ、有害鳥獣の計画的な駆除において猟友会の果たす役割が見直されています。
先日、猟友会の方と情報交換をする機会があり、長瀞射撃場の重要性について私も認識を新たにしました。猟銃で狩猟するためには狩猟免許が必要ですが、実際に実弾発射ができる長瀞射撃場のような訓練場がなければ、実際に狩猟することはできないとの御意見を頂きました。
有害鳥獣の駆除という観点で、長瀞射撃場の存続の必要性を強く感じます。環境部長に御所見をお伺いいたします。
A 堀口幸生 環境部長
近年、イノシシをはじめとする野生動物の生息域が広がっておりまして、最近では都市部で目撃されることも増えてまいりました。
さらに、中山間地域やその周辺では、農林業の被害や人身被害も発生しており、有害鳥獣の捕獲を担う人材の確保は急務となっております。
長瀞射撃場は、実践的な射撃訓練を行える、県内唯一のライフル射撃場として、有害鳥獣を捕獲する人材を育て、その技能を高める上で大変大きな役割を果たしています。
近年は施設の老朽化も進み、利便性の低下や利用者の減少といった課題も顕在化していることから、現在、長瀞射撃場あり方検討委員会を設置し、今後の施設整備の在り方や経営の改善策について検討を進めているところです。
有害鳥獣の捕獲を担う人材の確保は、都市部も含む県民の安心安全な暮らしを守る生命線であり、その担い手育成の中核拠点である長瀞射撃場が、今後もその機能を万全に発揮することができるよう、施設や経営の改善策を検討してまいります。
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