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掲載日:2025年7月7日
Q 林薫 議員(自民)
渋沢MIXの開業が来月7月に迫っております。より多くの人の注目を渋沢MIXに集めるためには、開業直後が重要であると考えます。
渋沢MIXでは、オープンイノベーションの創出・促進、スタートアップの創出・成長支援、イノベーションを担う人材の育成、この三つをコンセプトに様々なソフト事業を展開すると認識しています。
ハードの完成が待たれる今、ソフト面での準備の現状はいかがでしょうか、産業労働部長にお伺いいたします。
A 野尻一敏 産業労働部長
「渋沢MIX」の来月25日のオープンに向けまして、現在、3つのコンセプトに従って、事業をすでに開始をしているところでございます。
例えば、オープンイノベーションにつきましては、今年度は新たに大企業が抱える課題について県内中小企業と連携して解決するプログラムを実施する予定でございます。
課題を提案する大企業を募集したところ、すでに6社のご応募をいただいており、今月中には採択企業を決定し、7月には連携先となる中小企業の募集に向けて、ワークショップなどを開催する予定でございます。
また、スタートアップの支援につきましては、昨年度実施した創業初期段階の起業家向けの成長支援プログラムに加え、今年度は収益化を目指す段階にある起業家向けのプログラムを新たに実施します。
6月上旬から参加者を募集しておりまして、渋沢MIXの開設に間に合うよう、審査を行ってまいります。
さらに、イノベーション人材の育成につきましては、大学生の起業に向けた伴走支援プログラムを行う予定ですが、間もなく参加者募集を開始する予定でございます。
いずれのプログラムにつきましても、渋沢MIXの開設直後から円滑なスタートが切れますよう、引き続き準備してまいります。
再Q 林薫 議員(自民)
再質問をいたします。
ただ今御答弁を頂きまして、渋沢MIXの基本的なコンセプトとして、テーマは自由、業種も問わないということかと理解いたしました。
その上で再度お聞きしますが、現実的には大きな白画用紙を渡されただけで自由に絵を描くことが難しくなってしまうように、ある程度のテーマ設定を施設運営者の側から提出したほうが、結果として幅広く多くの業種が渋沢MIXに集い、自由濶達な相互作用により思ってもいないイノベーションが創出されることにつながると考えます。
再度、産業労働部長の御所見を伺います。
再A 野尻一敏 産業労働部長
議員お話しのとおり、一定のテーマを設定することで、参加者が方向性をイメージしやすくなり、結果として幅広く多くの業種や多様な人材が集まる効果が期待できるというふうに考えております。
そこで、埼玉県が主催するイベントでは、例えば本県の重点施策であるロボティクスやサーキュラーエコノミーなどの特定のテーマを設定することを検討してまいりたいと思います。
また、県主催だけではなく、多くの企業や支援機関にもこの渋沢MIXを御利用いただくことを想定しておりまして、こうした他の機関のイベントでも様々なテーマを設定して開催をしていただきたいという風に考えております。
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