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掲載日:2025年7月7日
Q 林薫 議員(自民)
昨年の12月に日本の伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産に登録されました。埼玉県は日本酒の生産量が全国第4位であるにもかかわらず、その知名度は低く、逆に言えば埼玉県の日本酒産業は伸び代が大きいと私は捉えています。
埼玉県の日本酒産業を振興する策として、私は輸出振興を御提案します。その理由は様々ありますが、山口県が「獺祭」の輸出を支援し成功に導いたことを見れば、当県でも力を入れるべきであり、その絶好のチャンスが今であると考えます。
埼玉県の日本酒の輸出振興の取組について、産業労働部長にお伺いいたします。
A 野尻一敏 産業労働部長
本県では、昨年7月に、輸出を目指す企業と商社、物流企業などがつながる場として「海外マーケティング推進コンソーシアム」を立ち上げました。
コンソーシアムには県内の酒蔵も参加しておりまして、令和6年度には商社や海外のバイヤー等が来場する展示会にブースを設け、商談の機会を提供いたしました。
また、輸出に有望な品目や輸出先を調査したところ、日本酒は、所得の伸びが大きいベトナムや、和食が浸透している台湾等において親和性があり、ビジネスチャンスがあるとの結果が出ました。
そこで、昨年度はベトナム、それから今年の5月には台湾のバイヤーを招へいし、酒蔵で、伝統的な酒造り体験などの造り手のこだわりやストーリー性を実際に感じていただく機会を提供いたしました。
バイヤーの皆さんには、丁寧な品質管理のみならず、商品それぞれの個性や酒蔵の多様性も高く評価いただき、有望な商談が継続中でございます。
また今年11月には、ベトナムで知事にトップセールスをしていただくこととしており、その際は埼玉の酒蔵の商品を現地に持ち込み、飲食店経営者や商社に売り込むイベントや個別商談会を行う予定でございます。
ユネスコの無形文化遺産登録を追い風に、本県の日本酒を世界に広める取組を進めてまいります。
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