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ページ番号:147679

掲載日:2023年5月9日

平成31年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(大嶋和浩議員)

自転車の利用促進について

Q   大嶋和浩   議員(県民 

私は、平成28年6月定例会における質問の中で、2019年にラグビーワールドカップが開催される熊谷市では、平成19年8月16日に当時の日本最高気温である40.9度を記録したことから、「日本一暑いまち」として認知されるようになりましたということを申し述べさせていただいておりますが、皆様御承知のとおり、それから約2年後に当たる昨年の7月23日には、再び日本最高気温を更新する41.1度を同じこの熊谷市で記録したことは記憶に新しいことと思います。
昨年はこの記録だけではなく、猛暑以上の酷暑と言われ、熱中症による被害が大変多く発生されたことからも、強く印象に残る夏となりました。都市のコンクリート化や建物の冷暖房、自動車などの利用による排熱などが原因によるヒートアイランド現象は、気温を上昇させる大きな要因の一つと考えられます。
さて前回、平成28年の一般質問の際には、例えば自動車からの排熱を抑制する一つの手段として熊谷スポーツ文化公園を中心とするサイクリングフェスティバルの開催の実績や、県道の自転車レーン等の整備も進んでいる状況も踏まえ、自転車利用促進について御提案を申し上げたところ、知事より「地元の御協力が不可欠ですので熊谷市にもしっかりとお伝えし、ある意味では市民参加のムーブメントとして育つように支援をしていきたいと考えております」、このような御答弁をいただいているところでございます。
これまで述べてきたように、前回の28年の質問から大きな状況の変化も起こっており、より一層具体的な対策を進める必要があると私は考えておりますけれども、このような状況も踏まえて埼玉県としての自転車利用の促進にどのように取り組まれるのか、環境部長にお伺いをさせていただきます。

A   加藤和男   環境部長

議員お話しのとおり、近年は夏の暑さに加え、自動車や建物からの排熱が増え、ヒートアイランド現象が加速するという暑さの悪循環が起こっております。
自動車から自転車への利用転換はこの悪循環を断ち切るとともに、温暖化対策としても非常に有効です。
例えば、5キロメートルの移動手段を自動車から自転車へ換えることで、860グラムのCO2排出量を削減することが出来ます。
これを1年間続けると、約300キログラムの削減になります。これは、1世帯の約1カ月分のCO2排出量の削減に相当します。
県では埼玉県地球温暖化対策推進条例に基づき、従業員300人以上で、かつ半数以上がマイカー通勤をしている事業所に対し、自転車など環境に優しい通勤方法への転換を促しています。
熊谷市内のある事業所では、敷地内に自転車専用レーンやシャワー室などを設置し、2キロメートル以内のマイカー通勤を禁止するなどの取組を行っています。
その結果、この事業所のマイカー通勤者は、平成27年度の912人から平成30年度には688人と大きく減少しています。
こうした事業所が増えていきますよう、マイカー通勤者が多い事業所に対しまして、自転車利用の促進となる優れた取組を広く紹介し、実施につなげてまいります。
自転車利用の拡大には、通勤・通学などの日常利用のほかに、買い物や観光、イベントなどでも活用の機会を増やすことが必要です。
そのためには、ムーブメントの醸成やハード面の整備、安全性への配慮、マナーの向上などを多面的に進めていく必要があります。
県では平成28年12月に成立した自転車活用推進法を受け、庁内11部局20課を構成員とする埼玉県自転車活用推進計画策定検討会を設置いたしました。
この検討会では、自転車活用推進に関する施策を定めた計画を策定することとしています。
熊谷市では、平成31年度に自転車利用を促すための自転車シェアリング事業を実施すると聞いています。
こうした先導的な取組の効果なども参考にしながら庁内関係課と連携し、排熱の抑制やCO2削減にも有効な自転車の利用を促進してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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