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掲載日:2026年7月10日

令和8年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(宮崎吾一議員)

予算編成過程の透明化について

Q 宮崎吾一 議員(自民)

予算編成時から透明化してほしいというのが私の望みです。しかし、知事自身の判断で決定したものに関して責任を持って公開するという立場ならば、知事が御判断をされた後は、その編成過程について検証できるよう透明性を実現していただきたいと考えますが、知事の見解を伺います。
執行部からは、知事の審査は公開されていますと言われます。確かに知事の審査は公開されておりますが、県政において重要な事業に絞っており、事業数も一つか二つです。県民にとっては公開情報として少ないのではないかと思います。
今、データ処理に関しては、人間の力を超えてスマートに大量処理できる時代です。多くの予算事業を対象にAI大野知事のようなAIの力の助けを借り、多くの事業について知事審査を公開していただけたらと考えますが、知事の見解を伺います。
また、教育局資産マネジメント方針に基づく令和8年度予算額は、方針上の計画額約250億円に比して70億円少ない180億円が計上されました。教育局からは、特別支援学校の新規校舎の建設、空調の新設などによりバランスを見た結果、計画額と比較して約70億円少ない金額となったとのことです。
しかし、ファシリティマネジメントに係る予算額は年々増えてきたこともあり、計画額と予算額のかい離は、新しく入ってきた大型予算との関係よりは発注に関わる技術職員のマンパワーも影響しているように感じております。技術職員をあとどの程度充足していけばファシリティマネジメントの年間計画額に対応するような発注ができるようになるのでしょうか、教育長に伺います。

A 大野元裕 知事

私は、県の予算について、議会の皆様をはじめとし、県民に分かりやすく情報提供することは重要と考えます。
そのため、知事審査の対象となった事業について、予算見積調書と併せて主要な議論の内容を公開するなどの取組を行ってまいりました。
また、令和7年度からは、知事審査の対象事業だけではなく、全ての事業についてキーワード検索やグラフ化等が可能なBIツールを活用し、県予算を可視化することで、県民や事業者がデータを収集・分析できるようにしたところであります。
加えて、予算要求状況の公表の際に部局ごとの主な増減事業を公表し、予算編成過程の透明化も図っておりますが、更なる透明化も必要と認識します。
他方、予算編成過程での議論において事業スキームや金額が大幅に変わる場合もあり、県民に誤解や混乱を生じさせるおそれがあることや、現行の予算編成システムには公開機能が十分ではないなど、様々な課題もあります。
そこで、令和8年度から公開機能の拡充を含めた新たな予算編成システムの構築を進めることとしており、このシステムの構築に併せ、これらの課題についても検討を進め、予算編成過程の一層の透明化を図ってまいります。
次に、多くの予算事業を対象にAIの力を借り、多くの事業について知事審査を公開すべきについてであります。
AIの力を借りれば多くの事業の知事審査が可能となり、結果としてより多くの事業について情報公開できるのではないか、という趣旨と受け止めて御答弁をさせていただきます。
予算の知事審査は、県民や事業者への影響が大きい事業などについて、私自らが必要性や効果を直接聞き取った上で、最終決定を行う場であり、予算要求された事業のうち、必要と判断される全ての事業について行っております。
他方で、AIの活用につきましては、予算編成過程や公表の効率化に資するものと考えており、新予算編成システムの構築においても、活用を検討したいと思いますが、議員御指摘のようにAIによる知事審査を行うまでAIを信頼してはおりません。
そもそも公開の数を増やすためにAIによる知事審査を行うというのは本末転倒と考えており、AI審査が絶対に正しいとの前提に立てば、議会で予算を御審議いただく必要すらなくなってしまうのかもしれません。
他方で、予算編成過程の更なる透明化の必要性は認識しておりますので、今後の技術的進展や信頼性の向上もにらみながら、研究を進めてまいりたいと思います。

A 石川薫 教育長

施設の長寿命化を図るためにも、教育局資産マネジメント方針に基づき適切な時期に大規模改修工事等を執行することは重要であると考えております。
教育局では、方針で計画されたとおりに大規模改修工事等を執行できるよう予算と職員の確保に努めてまいりました。
一方で、方針で計画された工事のほかにも、これまで、特別支援学校の過密解消のための校舎増築や空調設備の整備などの新たな工事に対応する必要がございました。
このため、支障の無い範囲で大規模改修工事等の執行の進度調整をせざるを得ず、計画額と予算額とで乖離が生じております。
議員お話しの技術職員をどの程度充足させるかについてですが、今後も新たな行政課題への対応やそれに伴う工事執行の進度調整などを考慮する必要があるため、技術職員の規模だけをお示しすることは難しいと考えております。
教育局資産マネジメント方針に基づく大規模改修工事等の重要性は認識しておりますので、乖離を少しでも縮小できるよう努めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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