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掲載日:2022年12月27日

令和4年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(石川忠義議員)

県内祭りの無形民俗文化財指定を積極的に進めるべき - 県内の祭り・行事の調査を行うべき

Q   石川忠義 議員(県民)

現在の県無形民俗文化財指定の方針では、平成6年度から8年度にかけて行われた埼玉県の祭り・行事調査において、埼玉県の特色ある行事に挙げられているもののうち、県指定及び県選択となっていない行事を優先的に検討することになっています。しかしながら、実際には審議会の中に設けられた部会が積極的に調査と検討を進めなければ、審議会に諮ることもできないと伺っています。
そこで、教育委員会として先ほどの答弁を踏まえて、県内の祭り・行事の調査を積極的に行う姿勢を示すべきですが、教育長に伺います。

A   高田直芳 教育長

文化財の保存と活用に関する重要事項について審議する埼玉県文化財保護審議会では、議員お話しの民俗文化財指定方針に基づいて、県内の祭りや伝統行事の調査を積極的に行っております。
例えば、平成27年度から、「身体や神輿を川の水で清め、邪気を祓う行事」の一つとして、荒川流域に広く分布する「埼玉県の川瀬行事」の調査を実施し、令和3年に「秩父川瀬祭」の一部の行事を無形民俗文化財に指定したところでございます。
こうした審議会の調査が円滑に進むよう、県においても、平成29年度から3年間にわたり、県全域における山・鉾・屋台行事の調査を実施するなど、県内に一定の広がりをもって分布する祭りや伝統行事の状況の把握に努めております。
県では、こうした審議会や県の調査と、市町村が中心となって行う個別の祭りや伝統行事の調査の成果を合わせて、県指定へ向けた評価を行っております。
県といたしましては、今後とも、市町村と連携協力しながら、積極的に県内の祭りや伝統行事の全体の状況について把握し、審議会の調査が円滑に進むよう努めてまいります。

再Q   石川忠義 議員(県民)

これまでも平成29年度から調査を実施して把握をしているということですけれども、基礎的な調査、もっと幅広くいろいろな、平成6年、8年の調査のときにその中から文化財を検討していくということで、漏れているところの方が今のところ多くなっています。
そういったところについても基礎的な調査をまず県の方でしてあげて、補完する部分を市町村にお任せをして、そうすることで審議会にかかることも可能になってくると思いますが、この幅広い基礎調査についてはいかがですか。

再A   高田直芳 教育長

地域に残る伝統的な祭りや行事などをしっかりと継承していくことは、非常に重要なことだと考えております。
議員からお話がございましたとおり、まずは基礎的な調査を県教育委員会としてしっかり行った上で、市町村の調査も含めて、審議会にお諮りをするようにという御趣旨かと承りました。
この間、3年ばかりの間、地域の祭りがなかなか実施できない状況もございましたので、なかなかそうしたことも難しい状況がございましたけれども、議員のお話を踏まえて、基礎的な調査について、取り組めるよう、検討を進めてまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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