トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和4年12月定例会 > 令和4年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 12月8日(木曜日) > 石川忠義(県民) > 令和4年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(石川忠義議員)
ここから本文です。
ページ番号:227285
掲載日:2022年12月27日
Q 石川忠義 議員(県民)
昨年の一般質問では、知事の難病への所見を踏まえて「難病への理解を深めるために、難病患者や患者団体による講演を行うべき」と質問しました。答弁では、「こうした機会を取り入れ、難病患者についての正しい知識が進むよう努めたい」としましたが、実態は令和3年度に2回開催した限りです。難病患者や患者団体による講演会開催について各保健所にお願いをしたということですが、コロナ対応に追われ負担が多くかかっていた保健所に開催を委ねるには無理があります。担当部署が計画的に進めるべきです。
改めて、難病の社会への理解促進のために患者等、当事者による講演会を開催すべきですが、知事に伺います。
A 大野元裕 知事
講演会や研修会につきましては、令和3年度、5保健所において7回開催をしております。
また、県が難病相談支援センター業務を委託している国立病院機構東埼玉病院において全保健所との共催により2回、同じく業務を委託している埼玉県障害難病団体協議会において4回、開催をしております。
そのうち、難病の当事者による講演は2保健所2回の開催になります。
これまでも担当部署が計画をして委託し、あるいは地域に身近な保健所において講演会や研修会を実施するよう努めてまいりました。
また、県では、難病相談支援センターで全県の難病患者の支援者を対象としたスキルを向上させるための専門医等による研修も実施しており、今後、更に充実をさせてまいります。
理解促進のためには難病の当事者のみならず様々な立場の方からの御意見が必要と考えます。
新型コロナ感染症下、難病をお持ちの方に講演を求めることが難しかった経緯はありますが、今後は、感染状況にも配慮しながら、難病をお持ちの方に講演会や研修会などで講演していただく機会を増やすなど、難病への理解が進むよう努めてまいります。
再Q 石川忠義 議員(県民)
1回目の質問のときに理解状況の認識についてまだまだ進んでいないというふうに知事はお答えになって、それからただ今の質問に対して今後も開催に努めていきたいということではありますけれども、実際に患者団体による講演が令和4年度もなかったというふうに伺っています。コロナの関係とかいろいろありますけれども、そういうことも考慮してでも、できれば今年度内にも時間が許せば行うべきですし、どんどん当事者による講演というのは増やしていくべきですがいかがか、お願いします。
再A 大野元裕 知事
先ほど、様々な立場の方からの意見が理解促進のためには必要と考えると申し上げました。特に、理解が進んでいないだけではなく、多様でかつ困難な場合がしばしば見受けられることから、御指摘がございましたとおり、当事者の方の立場というものも極めて理解促進には有効だと考えております。
したがいまして、感染状況に配慮することになりますけれども、部局に対しては、今年度、どのようなかたちで当事者からの講演会が開催できるかについて、積極的に取り組むよう指示してまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください