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掲載日:2023年1月11日

環境科学国際センター研究課題(水環境担当/R3~R5)

水圏環境中の抗生物質に対する自然細菌群集の脆弱性とその物質循環に対する影響

(水環境担当:渡邊/(独)日本学術振興会:科学研究費助成事業:基盤研究(B):<分担>:R3~R5)

 抗生物質は医療機関に加えて、家畜の飼育、魚介類の養殖などで使用され、環境中にも相当量が流出しているものと予想されます。環境中に流出した抗生物質は、本来の「標的」細菌とは異なる自然に生息する細菌の成長や代謝に対して、影響を与える可能性は高いです。さらに、有機物の分解やそれに伴う栄養塩類の再生など、生態系における物質の循環において、細菌が果たしている機能も影響を受けることが予想されます。
 本研究では、地下水、河川、湖沼および河口水域に生息する細菌群集に対する抗生物質の影響を、現場観測と培養実験を通して明らかにします。特に、抗生物質に対する自然細菌群集の脆弱性に関して、メタゲノム解析により重点的に評価します。また、炭素、窒素およびリンの主要な元素の循環過程を追うことにより、水圏環境の物質循環に対する抗生物質の影響を定量的に評価します。

《研究の概要》(PDF:169KB)

お問い合わせ

環境部 環境科学国際センター 研究企画室

郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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