環境科学国際センター > 試験研究の取組 > 研究課題 > 令和3年度研究課題一覧 > 令和4年度研究課題(水環 R03-R05 三次元励起蛍光スペクトル法)

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掲載日:2023年1月10日

環境科学国際センター研究課題(水環境担当/R3~R5)

三次元励起蛍光スペクトル法で検出される化学物質の同定と汚濁指標性の検討

(水環境担当:池田;化学物質・環境放射能:竹峰/R3~R5)

 三次元励起蛍光スペクトル法は、迅速かつ簡便に水中のいくつかの有機物質群を検出し定量的な情報を得る分析手法です。これまでの研究では河川水の分析により、タンパク質様物質由来の蛍光成分が検出され、生活排水流入の指標となることが確認されました。この成分は食物残渣等に含まれるタンパク質由来と考えられますが、藻類の存在や畜舎排水等の流入によっても増加するため、生活排水の指標として使用するには危うい面もあります。
 生活排水や工場排水には医薬品・生活関連物質や原材料化学物質が含まれ、それら由来と推測される蛍光成分が河川中で検出されることがあります。これらの検出と定量は、水質悪化時や事故時に負荷源を追跡するのに有用であると考えられます。しかし、実際に蛍光を発する原因物質が同定され、指標性が検討された例はごくわずかです。そこで、本研究では、三次元励起蛍光スペクトル法で検出される、いくつかの化学物質由来の蛍光成分を同定し、それらにより負荷源を追跡する手法を提案することを目的とします。

《研究の概要》(PDF:300KB)

お問い合わせ

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郵便番号347-0115 埼玉県加須市上種足914 埼玉県環境科学国際センター

ファックス:0480-70-2031

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