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掲載日:2025年12月18日
Q 井上航 議員(県民)
安全な交通のためには、歩行者は横断歩道を渡る。そして、運転者は横断歩道における歩行者優先というルールを守ることが、交通事故の撲滅につながります。
県内事業者に歩行者優先義務が規定された道路交通法第38条の遵守を表明した上で模範運転を行ってもらい、安全運転の促進を図る取組が埼玉県発祥のKEEP38プロジェクトです。
参加者にはこちらのステッカーを車に貼っていただいて、このシンボルマークのステッカーを車両に提示していただきます。タクシーやバス、配送トラックだけでなく、趣旨に賛同してくれた県民が、今以上にこのステッカーを貼って自家用車で模範運転を実践すれば、県内交通事故の一層の防止につながるはずです。
そして、多くの県民が主体として関わるようになれば、協力してくれている事業者に対して、県民の更なる感謝や信頼にもつながると考えます。
以上、警察本部長のお考えをお伺いいたします。
A 野井祐一 警察本部長
県警察では、県内における横断歩行者の交通事故抑止を図るため、横断歩道における歩行者優先義務が規定された道路交通法第38条の遵守を目的として、令和2年10月から「KEEP38プロジェクト」を実施しています。
賛同いただいているモデル事業所については、令和7年11月末で1,081事業所となっております。また、個人で賛同いただける方にもシンボルマークのステッカーを配布し模範運転を実践していただいているところです。
また、神奈川県警察でも令和7年10月から本県と同じ「KEEP38プロジェクト」の運用を開始したことから、県間協力を実施しているところであります。
その結果として、JAF調査の横断歩道の停止率では、調査開始された令和2年では12.4パーセントであったものが、令和7年では47.9パーセントと停止率の向上に一定の効果が認められたところであります。
引き続き、歩行者の保護に資する各種啓発活動や交通指導取締りのほか、同プロジェクトをSNSやチラシ等で幅広く情報発信を行い、事業所だけでなく県民一人ひとりに対して、歩行者優先義務の遵守等の周知を図ってまいります。
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