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掲載日:2025年7月7日
Q 金野桃子 議員(県民)
改築に当たり、在校生の保護者の方々と意見交換をさせていただきました。施設の在り方や防災体制、スクールバスなど検討すべき課題が多岐にわたります。
例えば、県立戸田かけはし高等特別支援学校では、職業訓練を兼ねたカフェ風の教室があり、近隣小学校や地域と交流がなされ、校舎の設計が教育内容に直結しています。全国にはリハビリテーション室を備え、作業療法士の方などが在籍する学校もあり、こうした需要も高いと思います。
また、現時点で、同校は指定福祉避難所ではあるものの、福祉子供避難所ではありません。その指定の有無、災害時の対応については、地元和光市や在校生の居住自治体とも連携が必要不可欠です。
また、スクールバスと放課後等デイサービスとの送迎車との乗換えの問題、将来的にスクールバスの運行が困難になる場合を見据えて、他校との連携も議論すべき課題です。
隣接する和光特別支援学校の改修の議論も含めた連携も必要不可欠です。特に在校生が学び続けながらの全面改築では、安全確保と教育の質の確保が最大の課題です。
こうした多様かつ複雑な課題を解決するには、保護者を含め様々な関係者の意見を聞くことが大切です。行政単独ではなく、和光南特別支援学校改築検討委員会のような組織を立ち上げ、学校、教育委員会、関連市町村、保護者なども交えながら、課題ごとにワーキンググループなどを設けて丁寧に進めていく必要があると考えます。教育長にお伺いいたします。
A 日吉亨 教育長
和光南特別支援学校の改築にあたっては、学校に関係する様々な方々の意見に耳を傾けることは重要と考えております。
県立特別支援学校には、コミュニティ・スクールに伴う学校運営協議会が設置されており、その構成メンバーには、保護者、地域住民、対象学校の校長、関係行政機関等が含まれていることから、すでに学校運営に地域の声を生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めております。
議員ご提案の、様々な関係者から意見を伺う場としては、積極的に学校運営協議会を活用していくことが望ましいと考えております。
改築にあたっては、工事期間中の教育活動の維持や安全の確保、また、教育内容や災害時を見据えた校舎の在り方など様々な課題がありますが、学校運営協議会を通じて、丁寧に意見を伺いながら、しっかりと検討してまいります。
再Q 金野桃子 議員(県民)
御答弁の中で、改築に当たり新たに検討委員会を立ち上げるのではなく、既存の学校運営協議会を活用していくという趣旨の御答弁でした。現在の協議会の中で、防災の課題、児童生徒の居住自治体との連携、スクールバスの問題等について、どのように御議論されていくのでしょうか、教育長にお伺いいたします。
また、現在、同校のPTAは解散し、そのほかの保護者団体が立ち上がっていると伺いましたが、保護者の声はどのように聞いていくのでしょうか、教育長にお伺いいたします。
再A 日吉亨 教育長
議員お話しの防災の課題などにつきましても、学校運営協議会で取り上げて、しっかりと協議してまいります。
また、保護者の声をどのように聞いていくのか、これにつきましても、学校運営協議会には保護者も含まれておりますので、協議会を通じて保護者の意見を丁寧に伺ってまいります。
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