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掲載日:2022年12月27日
Q 宮崎吾一 議員(自民)
埼玉版FEMA訓練結果報告書とともに参加者へフィードバックされています。その結果、県庁のマニュアルにどのように反映され、埼玉県の防災力強化に役立っているのか、県庁の災害対応は、埼玉版FEMAのシナリオ演習を通してどのように改善されているか、危機管理防災部長に伺います。
シナリオ作成において、県の担当部署が抱えている課題を整理、発見する上で、防災企画部門が自前で作成、運営、検証を行うことが重要と考えます。業務委託に加えて、自作シナリオで演習をされるべきと考えますが、危機管理防災部長の見解を伺います。
また、結果報告書の内容も充実させること、県民にも防災意識を喚起するために、ユーチューブなど演習内容を公開配信するべきであると考えます。危機管理防災部長に伺います。
A 三須康男 危機管理防災部長
まず1点目、埼玉版FEMAの演習を通じて、県の災害対応はどのように改善されているか、についてでございます。
埼玉版FEMAの図上訓練は令和2年度、3年度に計10回実施し、風水害についてのシナリオを作成いたしました。
訓練を繰り返し実施した中で抽出された課題とその対応策は、県はもとより関係機関とも共有を図っております。
例えば、県災害対策本部の中にライフライン事業者を加えて、応急復旧に向けてより迅速かつ的確に調整するチームや道路調整のチームを新たに設置したところです。
今年度は6回の図上訓練を開催し、新たに地震災害や大雪災害のシナリオを加えるとともに、風水害のシナリオについてもブラッシュアップすることで、県の災害対応の更なる改善を図ってまいります。
次に2点目、自作シナリオで演習するべきと考えるが、いかがか、についてでございます。
議員お話しのとおり、自前でシナリオを作成し、検証する手法は大変有効です。
委託事業者に全てを任せるのではなく、私ども危機管理防災部職員が中心となって、想像力を働かせつつ、関係機関の意見も伺いながらシナリオを作成しております。
最後に3点目、演習内容を公開配信するべきと考えるが、いかがか、についてでございます。
埼玉版FEMAの図上訓練では、参加機関から災害対応の手順や役割分担、保有する資機材や能力など非公開情報も含めて提示いただきながら意見交換を行い、シナリオを作成しております。
そのため、議員お話しのように訓練内容そのものを公開配信するということは難しいと考えておりますが、訓練結果を踏まえたシナリオについて、参加機関としっかり共有、連携を図っていくことによって、埼玉県の防災力強化に努めてまいります。
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