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掲載日:2024年9月25日
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コウノトリ伝説がある鴻巣市の空にコウノトリを羽ばたかせようと、地域の営農家や環境NGOと連携し、無農薬・有機栽培による「県内初のコウノトリを育むモデル水田」を拠点に、「ふゆみずたんぼ」※1や「魚道設置」※2などに取り組んでいます。子どもたちや保護者を対象とした「いきもの観察会」や外来種駆除を兼ねた「自然体験」などのイベント活動も行っています。
※1ふゆみずたんぼ
冬の間も田んぼに水をためておく農法のこと。雑草の抑制や、水鳥をはじめとする生き物の多様性の回復につながるなど、自然環境の保全にも貢献しています。
※2魚道設置
魚類が人口構造物の段差を乗り越えて通過することができるように設けられた「魚の通り道」のこと。これにより魚類が産卵場所に戻りやすくなり、多様な生き物の行動範囲が広がり、田んぼの生態系の保全につながります。
市民に愛着のあるコウノトリを飼育・放鳥しようと、2007年に任意団体「こうのとりを育む会」を設立し、2012年にはNPO法人の認証を受けました。
コウノトリは湿地の生態系ピラミッドの頂点に立つ生きものです。完全肉食でバッタ、蛙、ドジョウなどを食し、一羽が1日500グラム以上の餌が必要です。コウノトリが生きていくためには、多くの生き物がいる豊かな自然が必要となります。コウノトリも住める環境は、人にとっても安心して生活ができる環境です。そのような環境を再生するために、コウノトリをシンボルとして活動に取り組んでいます。
鴻巣市コウノトリ野生復帰センターの来場者に対し解説補助に取り組み、案内時にコウノトリも生息できる環境など自然の大切さを伝える活動をはじめ、市内の湿地(田んぼや水路等)での餌量把握調査を実施しています。また、県立鴻巣高校の部活動と連携し「コウノトリの採餌環境」調査や、市内の小学生を対象にコウノトリの餌生物の観察会も実施しています。この他、「こうのすおおとり祭り」での「こうのとり伝説パレード」への協力、「鴻巣市産業祭」や「コウノトリマルシェ」での有機栽培米のPR活動等も行っています。
未来の子どもたちへ、より良い自然環境を引き継ぐことができるように、今後も、コウノトリも棲める環境の整備や飼育に向けた活動を展開していきます。
2021年(令和3)10月より鴻巣市コウノトリ野生復帰センターでコウノトリの飼育が開始されました。「ヒナ」が誕生すれば野外放鳥される予定です。コウノトリが定着するには、豊富な採餌環境が必要となります。野外でコウノトリと触れ合いができる環境の再生のため、是非若い皆さんの参加をお願いいたします。
水田でエサを探しているコウノトリ
鴻巣市笠原地区内に飛来したコウノトリ
生き物観察会の様子
住所:〒365-0031 鴻巣市ひばり野1丁目5番1号
電話・FAX:090-4370-7424/048-543-5614
メールアドレス:mygw251127@ruby.plala.or.jp
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