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掲載日:2025年12月17日
Q 木下博信 議員(自民)
私自身もそうですが、長年生きていると一定の思考の枠から出られなくなります。だからこそ、そういったことが自分にあるのではないか、人間に当たり前のことをもう1回自覚しようということで、10年後について質問してきました。
私が先ほど言った、もう教員を増やすしかない、増員しかない、これも「しかない」という思考の限定である可能性があると思って、振り返っています。もしかしたら、町会、自治会、産業人、大学生、高校生、いろんな人と連携したら、違う形で教育現場が支援できるかもしれない。そして、もしかするとそういう人たちだと考えること事態も常識の枠の中にいて、もっとネットを生かすだとか、人ではないものとの連携だってあるかもしれない。そうやって、これまでの延長戦ではなく、全く違う思考、方法があるのではないかということで、ブレインストーミングをしていくことで、新たな取組、先ほど言った多くの危機を乗り越えていくことができる可能性があると私は考えております。
職員に対して様々な意識改革を求め、行動を行ってきた知事です。もう一度振り返ってみて、全く違うやり方があるのではないか、我々は枠の中にいるのではないかという意識を持ちつつ、施策を検討するということ、その意識改革を進めることについて知事としてどう思うか、お答えください。
A 大野元裕 知事
将来を見据えて様々な課題に対応していくためには、議員お話しのとおり、これまでの常識の枠にとらわれない思考で、自ら社会を改革する意識や視点を持って県政に取り組むことが必要だと思います。
私も、これまでも埼玉県が直面する危機に対して、中長期的な発想から、様々なこれまでの施策の枠に入ってこない、こういったものを実行してきたつもりであります。
例えば、生産年齢人口の減少に対して労働生産性を上げる様々な努力や、埼玉版スーパー・シティプロジェクトは超高齢社会を前提としたまちづくり、そして公共投資の増加など、これまで多くの施策を変更させてきました。
また、「埼玉版FEMA」につきましても本県独自の取組ではありますが、例えば、感染症や弾道ミサイルなどに至るまで、様々なシナリオで訓練をしております。
他方で、これらの大きな発想から中長期的な改革を進めていたつもりではありますが、議員ご指摘のとおり、時にこれが重なると、これまでの常識の枠にとらわれる可能性は確かに否定できないと思っております。
将来を見据え、常識の枠にとらわれない新たな思考で、埼玉県のあるべき姿を実現できるよう取り組まなければならないと思っています。
他方、議員ご指摘のとおり、実直な性格なのかもしれませんけれども、積み重ねを重ねながらもしっかりと振り返れるような、そのような自制心を持ちながら取り組みたいと思っております。
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