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掲載日:2025年10月22日
Q 小川直志 議員(自民)
令和元年東日本台風により埼玉県では記録的な大雨となり、甚大な浸水被害が発生をいたしました。国が管理する河川施設では都幾川と越辺川の5か所で堤防が決壊し、県が管理する河川施設においても2か所で決壊が起きました。そして、大きな爪痕を残した本当に大災害となったわけでございます。
この被害を契機として、国、県及び坂戸市など3市1町が連携して入間川流域緊急治水対策プロジェクトが取りまとめられ、事業が動き出したのは既成の事実でございます。県の対策として堤防整備や河道の掘削、それから樹木伐採などに加えて、合流地点対策等を行っていただいていると認識しております。また、国においては遊水地整備などを行っている、そのようなプロジェクトが進行していると思っております。
そこでお伺いいたしますが、(1)プロジェクトの事業推進についてですけれども、令和元年から6年間が経過しております。今後もこうした豪雨の発生があるところで、地元としては本当にこのプロジェクトの早期完成を心から待ち望んでいるわけであります。
今後とも、県は国や関連市と連携してこのプロジェクトをより一層力強く推進していくべきと思いますが、改めて知事の御所見をお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
令和元年東日本台風の際には、私自身も現地を訪れ、その被害の大きさを目の当たりにし、県民の安心・安全の確保が最重要であると、強く感じたところであります。
この被害を契機に議員ご指摘の「入間川流域緊急治水対策プロジェクト」を令和2年1月に取りまとめ、国と県、関係市町が連携をし、流域治水対策を進めているところであります。
県では、プロジェクトに位置付けられた飯盛川、葛川、九十九川、都幾川の4つの河川で河道掘削や樹木伐採、堤防整備及び調節池などの合流点処理の検討を進め、推進をしてきたところであります。
このプロジェクト自身は順調に進んでいるところではありますが、本プロジェクトを踏まえた治水対策を更に推進していくために、現在、都幾川を除く、3つの河川において調節池や排水機場の整備を進めています。
その一方で、内陸県である本県においては、県管理河川の合流先となる国の直轄河川の治水事業が極めて重要であり、国と連携した治水対策が不可欠です。
このため、本プロジェクトに関する直轄事業の推進と、県事業への予算の重点配分について、毎年、私自ら国土交通大臣などに要望をさせていただいているところです。
今後とも、あらゆる機会を通じて国に働き掛けを行うとともに、流域治水の取組を推進をし、県土の更なる強靱化と安心・安全の確保に努めてまいりたいと思います。
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