トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年9月定例会 > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 10月6日(月曜日) > 小川直志(自民) > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小川直志議員)
ここから本文です。
ページ番号:274370
掲載日:2025年10月22日
Q 小川直志 議員(自民)
このたび総務省は、全国の自治体にAIの具体的な使い方を伝える指針を年内にも策定するということも表明しております。
(3)埼玉版ブロードリスニングの構築について。
今まで知事は、DXやAIの活用に力を入れておられます。この際、他県に先駆けて、安心して活用できるブロードリスニングの運用の仕方を含め埼玉県が独自で研究、開発し、より良い施策の意思決定の際に役立てる、言わば埼玉版ブロードリスニングを構築するのはいかがでしょうか。知事のお考えを改めてお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
「ブロードリスニング」を行うに当たっては、現在、無料公開されているアプリケーションソフトを利用することが一般的ではあります。
そのためには、プログラミング言語に関する高い専門知識が必要となるなど、自治体にとって容易に導入できるものではないと思っています。
また、自治体が「ブロードリスニング」を実施するためには、ネット上などにある様々な情報の選別やAIの集約分析精度について、公平性や正確性などが高い基準で担保されている必要もあります。
議員御提案の「埼玉版ブロードリスニング」は、こうした課題を解決するために県が独自に研究・開発を行うものと思われますが、そのために、多くの時間や開発費、専門人材の確保といった、予算や人材面で越えなければならない高いハードルがあることも事実です。
過去には数例、当該ソフトを利用した「ブロードリスニング」が自治体で実施された実績はあるものの、多くは既存の手法で集めた比較的少数の意見の集約・可視化にとどまっています。
ネット上などにある多数の意見を集約・可視化した例は、長期計画の策定の際に利用された東京都の1例しかございません。
県といたしましては、この議会において、それぞれの議員の皆様が地域のお声を丁寧にお届けをいただいていることをしっかりと受け止めるなど、これまでの既存の方法が非常に大切とは思いますが、既にサービスを提供している民間事業者などとの意見交換や先行事例などを参考に、どういったことができるか研究をしてまいりたいと考えます。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください