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掲載日:2025年10月22日

令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小川直志議員)

AIを活用した意見の収集・把握について-政界にも広がるAI活用「ブロードリスニング」について

Q 小川直志 議員(自民)

これまでの広聴制度を否定するものではありませんが、今後は県政に関心はありながらも広聴制度に積極的に参加していない県民の皆様、この方々の声も広く集めていく必要があるんじゃないかと考えております。
そこで、先日、新聞報道で「政界にも広がるAI活用」という見出しで、インターネット上にある膨大なコメントを人工知能(AI)で分析して政策立案に反映させるブロードリスニングと呼ばれる手法が紹介されておりました。集まったコメントをAIが分類し、それぞれの量や関連性が分かりやすく示される特徴があります。
ブロードキャストは1人の声をコピーして大勢に拡散するのに対して、ブロードリスニングは多くの声を集約してダイジェストを作成する手法であります。この手法は国会の質疑にも採用されつつあると聞いております。また、東京都では長期計画の策定に伴って、東京の未来像に関するSNS上の意見を広く募集するときに採用したというふうにも聞いております。
ブロードリスニングの手法によって得られる、今まで我々には見えなかった県民の意見の重要性は言うまでもなく、今後、無視できない重要な意見であると思っております。ブロードリスニングをどのように認識して評価していらっしゃるか、知事にお伺いいたします。

A 大野元裕 知事

「ブロードリスニング」とは、社会全体にある多くの意見を短期間で集め、分析・可視化する手法であり、複数の自治体において行われた実績があることは承知をしております。
議員御指摘のとおり、インターネット上にある膨大な意見を簡単に収集できれば、既存の手法では得られなかった県民の声を、県の施策に反映できるという大きなメリットがあると思います。
その一方で、SNSをはじめとするインターネット上の意見は、性別や年代などの属性が分からない、意見が偏りやすいなどの側面もあります。
さらに、AIによる分析には精度や信ぴょう性などを留意しなければいけない点もまだまだ多く、分析結果に過度に依存しないよう、慎重な運用が必要と考えます。
「ブロードリスニング」は、既存の手法では得られなかった県民の声を把握できるという大きなメリットがある一方で、このようなデメリットもあると認識しており、まだまだ発展途上のところ、更なる改善が必要な手法であるというふうに評価をしています。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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