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掲載日:2020年3月9日

平成29年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岩崎 宏議員)

秩父の地層・鍾乳洞の調査と観光振興について

Q 岩崎 宏議員(自民

秩父地域は、平成23年に日本ジオパークの指定を受け、また平成28年には、古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群が国の天然記念物となりました。幾つかの露頭と化石群がセットで天然記念物に指定されたのは、全国初とのことです。今回の天然記念物指定により、小鹿野町のようばけ、皆野町の前原の不整合などに注目が集まっております。これらの露頭は、千数百万年前、秩父盆地が海の底であった時代のものです。
しかし、日本地質学発祥の地と呼ばれる秩父地域には、3億年以上前の地層から、恐竜がいたジュラ紀や白亜紀を経て新生代に至るまで、様々な時代の地層が露出しており、今もなお新知見が得られています。中でも、秩父盆地から北西方向に広がる白亜紀の地層、山中地溝帯は、恐竜の化石が発見される可能性が高いと言われております。
また、歴史的にも秩父では、古くは和同開珎の由来となる銅の採掘、甲斐武田氏による鉱山開発、発明家の平賀源内や童話作家の宮沢賢治による地質調査が行われています。また、平成26年12月定例会で質問しましたが、奥秩父には大型熊の全身骨格化石など学術的に大きな発見があった日本有数の規模の鍾乳洞もあります。私は、このようなすばらしい地域資源を生かし、秩父を盛り上げていくべきだと考えております。
そこで、3点伺います。
まず、奥秩父の鍾乳洞の学術調査についてです。前回の一般質問で、私は、学術的にも歴史的にも価値の高い秩父の鍾乳洞群について調査を実施していただきたいとの質問をいたしました。それに対し、しっかりと調査の道筋をつけていくとの答弁をいただきました。そこで、現在までの学術調査の成果及び今後どのような調査を計画しているのかについて、教育長に伺います。
次に、山中地溝帯の学術調査についてです。秩父盆地から北西方向に延びる山中地溝帯は、埼玉県から群馬県を通り、長野県まで続いております。群馬県旧中里村では、日本で初めて恐竜の足跡化石が発見されたことから恐竜センターを設置、恐竜王国としてPRしています。センターでは化石発掘体験ができ、ここ5年間で約3万2,000人、開館以来では約103万人もの入場者があったそうです。
埼玉県側の山中地溝帯の調査が進めば、歴史的な発見が期待できます。秩父市や小鹿野町で見つかり、県立自然の博物館に展示されているパレオパラドキシアが生きていたのは千数百万年前ですが、それよりもはるか昔の恐竜の化石が見つかるかもしれないことは、ロマンのある話です。そこで、山中地溝帯について予算を確保して学術調査を進めていただきたいと考えますが、教育長に見解を伺います。
次に、SAITAMAプラチナルートの拡張についてです。
県では、観光資源が集まる川越から秩父、長瀞に至るコースをSAITAMAプラチナルートと名付け、観光客の誘致に取り組んでいます。モデルプランでは、1日目に川越のまちや秩父の神社などを観光、秩父で宿泊し、2日目は長瀞でライン下りを楽しむコースが紹介されています。このコースをジオパーク秩父や天然記念物も巡るようにしてはどうでしょうか。ほかにも、例えば県では自転車王国をPRしているのですから、秩父地域おもてなし観光公社が運営するレンタサイクルをもっと活用するプランを考えてもいいと思います。
また、美の山公園の展望台を早朝に訪れ、秩父が昔、海の底だった時代を思い起こさせる神秘的な雲海を見たり、夜にライトアップされる秩父三大氷柱を訪れたりすることなどもルートに加えてはどうでしょうか。さらに、今後、山中地溝帯から恐竜の化石が発掘されれば、新たな観光資源としてコースに加えてもいいかもしれません。点ではなく面として秩父地域を楽しんでもらえれば、滞在時間が増え、観光消費額も増加します。SAITAMAプラチナルートを広げ、秩父地域を周遊する提案について、産業労働部長の見解を伺います。

A 関根郁夫 教育長

まず「奥秩父の鍾乳洞の学術調査について」でございますが、県では平成28年度から、地質や植物、動物を対象とした「石灰岩地自然遺産調査」を3か年計画で実施しております。
その中で、奥秩父の鍾乳洞の調査につきましては、平成28年度は7月に2か所、11月に1か所、併せて3か所の鍾乳洞を実地に調査いたしました。
現在までの調査の成果としましては、例えば11月の調査では、鍾乳洞の調査において欠かせない、周辺における石灰岩の分布のおおよそを明らかにすることができました。
また、この鍾乳洞には、柔らかい鍾乳石とも言われる、大変貴重な「ムーンミルク」がありますが、その分布範囲も確認できました。
今後の調査計画でございますが、平成29年度には、昨年11月に調査した鍾乳洞の内部の構造や生成物などを詳細に調査する予定であり、その他の調査につきましては、現在、検討しているところでございます。
正式な調査成果につきましては、今後の調査結果も含め、平成30年度に報告書としてまとめる予定でございます。
次に、「山中地溝帯の学術調査について」でございますが、議員御指摘のとおり、山中地溝帯には、恐竜が生きていた時代である中生代白亜紀の地層が存在いたします。
山中地溝帯は、幅約2から4キロメートル、延長約40キロメートルの帯状の広大な地域で、埼玉県内の部分だけで10キロメートル以上もございます。
したがって、山中地溝帯の学術調査は、中生代の自然環境を明らかにすることを目的とした、かなりの規模の総合調査となりますので、十分な準備期間や調査体制の整備が必要となります。
県では現在、秩父地域において、石灰岩地自然遺産調査の他に、昨年3月に国指定天然記念物となった「古秩父湾堆積層及び海棲哺乳類化石群」の保存と活用の事業を進めております。
今後、自然分野の新たな学術調査を立ち上げる段階になりましたら、その対象候補の一つに山中地溝帯の学術調査も含めて検討してまいります。

A 立川吉朗 産業労働部長

「SAITAMAプラチナルートの拡張について」お答えを申し上げます。
SAITAMAプラチナルートは、外国人観光客にも人気が高い川越から、県内屈指の観光地で宿泊施設も多い秩父地域に宿泊し、本県の多彩な観光を楽しんでいただく周遊ルートです。
現在、埼玉観光の定番ルートとするため、国内外の旅行会社などに強力な売り込みを進めているところでございます。
今年度も、延べ9回、旅行会社やメディアを招待し、宝登山神社、ライン下り、秩父まつり会館、伝統的な和風旅館の宿泊、果物狩りなど、秩父地域の観光をPRしてまいりました。
議員お話の「ジオパーク秩父」は、太古の海の記憶を今に伝える「古秩父湾堆積層」などが国の天然記念物に指定されるなど、全国的にも関心が高まっております。
この堆積層で発見された化石標本や大地の成り立ちを紹介している埼玉県立自然の博物館は「ミシュラングリーンガイド」で外国人観光客にお勧めしたい観光地として紹介され注目を集めております。
昨年、台湾の高校生が教育旅行で小鹿野町に宿泊した際、古代の地層が大きく露出している「ようばけ」を見学し、ここでしか見ることのできない景色に強い関心を示しました。
観光客は、その地域でしか味わうことのできない景色や体験を大切にいたします。
誘致に当たっては、いかに、その地域独特の魅力的な観光資源を提供できるかがポイントとなります。
議員御提案の雲海や氷柱などは、まさしく、秩父地域の豊かな自然を生かした特徴的な観光資源であり、本県観光の強みとなるものと考えます。
雲海を見るための早朝ツアーや氷柱のライトアップを見るナイトツアーは、秩父地域に宿泊するからこそ体験できるものであり、宿泊客の拡大が期待できる観光資源と言えます。
引き続き、SAITAMAプラチナルートのPRに当たっては、秩父地域の様々な観光資源を組み合わせ、魅力的な周遊ルートを提案し、観光客の誘致に取り組んでまいります。

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

注意:議員の氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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