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掲載日:2023年3月17日

平成29年2月定例会 「文教委員長報告」

委員長 日下部 伸三

文教委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案4件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第28号議案について、「県立近代美術館の集客を考えると、時流に合わせて美術作品を取得することも必要ではないか。また、美術作品取得基金へ定期的に財政措置する仕組みや計画を伺いたい」との質疑に対し、「平成13年度以降は、基金で購入した美術作品を一般会計によりまとまった額で買い戻しておらず、大作は購入していないが、平成27年度以降は、塗師祥一郎氏の作品購入している。今後は美術作品の購入計画的に買い戻し基金を運用できるように努めるとの答弁がありました。
次に、第44号議案について、「今回の補正予算にある、県立特別支援学校の老朽化対策工事について、現状と今後の計画はどうなっているのか」との質疑に対し、「ここ数年、2棟程度の工事しかできなかったが、今回は国の補正予算を活用し9棟の工事が行えるよう予算を計上している。今後もこのような機会を捉えて工事の前倒しができるよう努めていく」との答弁がありました。
このほか、第27号議案についても活発な論議がなされ、第52号議案については、執行部からの詳細な説明をもって了承した次第であります。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案4件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「インクルーシブ教育について」質問が行われました。その中で、「高校生と特別支援学校の生徒が共に学ぶインクルーシブ教育は非常に重要であるが、具体的にどのような成果があるのか。また、国は高校において、通常学級で授業を受けながら、一部だけ必要な支援を受ける『通級による指導』の制度設計をしているが、県はどのように対応していくのか」との質問に対し、「県立高校内に設置された特別支援学校の分校では、文化祭などの行事で交流している。高校生が分校の作業学習に参加する際には、分校の生徒が指導者役になることで、自信が生まれ将来を見据える力が芽生えている。一方で、高校生側も刺激を受け、自分ももっと頑張らなくてはいけないとの思いが芽生え人間的な成長が見られている。『通級による指導』については、いくつかの高校で試験的に実施し、将来的には全県に広めていく。また、特別支援教育の指導力のある教員の育成にも取り組んでいく」との答弁がありました。
なお、このほか、当面する行政課題として、「東松山市地内発生の少年死亡事件に係る検証について」の報告がありました。この中で、合同検証委員会による検証経過などについての説明を受け、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。

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