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ページ番号:90627

掲載日:2023年3月17日

平成29年2月定例会 「公社事業対策特別委員長報告」

委員長 田村 琢実

公社事業対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「公社事業の経営・見直しに関する総合的対策」であります。
今回は、「公社における改革の取組について」の審査対象公社として、「公益財団法人いきいき埼玉」、「公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団」及び「社会福祉法人埼玉県社会福祉事業団」の審査を行ったところであります。
審査に当たりましては、執行部及び各公社から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、公益財団法人いきいき埼玉について、「委託業務全般で委託料が年々増加している理由は何か」との質問に対し、「主な理由は、全般的に、人件費が上昇していることである。また、食堂業務については、食堂の売上げの全てを財団の事業収入として受け入れ、その95%を委託料として支払う契約となっているため、売上げが増えると委託料も増加することによる」との答弁がありました。
次に、公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団について、「平成27年度決算で1億300万円の赤字となっているが、今後どう取り組んでいくのか」との質問に対し、「赤字の要因は、チケット売上げが低調であったことや埼玉会館の貸館収入の減少、蜷川幸雄芸術監督の体調不良による公演中止の影響などである。蜷川氏の弟子であり彩の国シェイクスピア・シリーズの芸術監督に就任した吉田鋼太郎氏は、有望な若手俳優に慕われており、話題性のある俳優を起用して集客につなげることができると期待している。また、高齢者や障害者の舞台芸術への参加などを進め、人をつなぎ裾野を広げることで、芸術性と採算性の両立を図っていきたい」との答弁がありました。
次に、社会福祉法人埼玉県社会福祉事業団について、「児童養護施設を退所した後の児童に対し、どのような支援を行っているのか」との質問に対し、「困ったときなどに連絡できるよう、退所時にアフターケアカードを渡している。また、自宅や職場への訪問などによる状況確認を、退所後1年目は年3回、2年目は年2回、3年目から5年目までは年1回行っている」との答弁がありました。
次に、本委員会の付託案件について、1年間の審査を踏まえて決定した本委員会としての意見・提言の主なものについて申し上げます。
まず、公益財団法人埼玉県公園緑地協会関連として「水上公園について、利用者ニーズに対応するとともに、魅力ある事業を行い、利用者増に努めること」。
次に、株式会社さいたまリバーフロンティア関連として、「ゴルフ場の運営に当たっては、その魅力を最大限に発揮し、ジュニアの育成やシニアの利用促進に努め、県民の健康増進及びスポーツ振興を図ること」。
次に、公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団関連として、「彩の国さいたま芸術劇場については、より多くの県民が参加できる芸術の核となるよう、県内の各市町村等が運営する文化施設と、より一層連携を深めること」などであります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「公社事業の経営・見直しに関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

注意:議員の氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字があるため、第1・第2水準の漢字で表記しているものがあります。

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議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

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