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掲載日:2025年12月17日
Q 町田皇介 議員(民主フォーラム)
江川の治水対策については、江川改修促進協議会の首長や議長らとともに私たち管内選出県議も、現在、上流域で進められている調節池の整備の促進、また、整備の具体的な方向性が定まっていなかった中下流域についても荒川合流地点に設置されている宮下樋管の改築や排水機場の設置など、河川整備計画の早期変更を長年にわたり県に要望してきたところです。
計画の変更については、これまで県からは必要な調査や国との協議を進めるとの答弁が続いてきましたが、ようやく長い年月を経て本年9月9日に埼玉県河川整備計画策定専門会議が開催され、変更案について委員への意見聴取が行われたと伺っております。
そこで、今後の進め方も含め今回県が示した変更案の概要について、県土整備部長に伺います。
A 吉澤隆 県土整備部長
まず、河川整備計画の変更案の概要についてでございます。
江川は、河道が未改修のため、中小規模の降雨でも浸水被害が生じており、また、令和元年東日本台風では荒川の水位上昇に伴う宮下樋管の閉鎖により溢水し、大規模な浸水被害が発生しました。
このため、変更案では、現計画に位置付けている河道改修や調節池の整備、宮下樋管の改築に加え、新たに毎秒25立法メートルの排水機場を荒川合流点に設置し、東日本台風と同等の豪雨に対し浸水被害を防止することを目指しております。
一方で、江川の下流部にはサクラソウなどの貴重な湿生植物が生育していることから、荒川合流点から1.3キロメートルまでは河道拡幅や河床掘削を行わないこととし、治水対策と併せ、湿地環境の保全にも配慮した計画となっています。
次に、河川整備計画の変更に向けた今後の進め方についてでございます。
今後は、有識者で構成する河川整備計画策定専門会議や県民コメントの結果を踏まえた変更案について、関係市長の意見聴取や国土交通大臣への変更申請等、河川法に基づく必要な手続きを進めてまいります。
これら法手続きを経て、江川が含まれる「荒川水系荒川左岸ブロック河川整備計画」を変更し、江川の治水対策を加速してまいります。
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