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掲載日:2025年12月17日
Q 町田皇介 議員(民主フォーラム)
スポーツ科学拠点施設整備事業は、昨年度の公募不調を受け見直しが行われ、今年度から競技力向上施設と体育館、それと公園全体の再編整備に切り分けて検討が進められています。競技力向上施設と体育館については、11月に基本計画素案が策定され、年度内に計画が取りまとめられる予定となっています。
一方、公園全体の再編整備は、サウンディング調査や専門家会議の議論を踏まえ、今年度末に検討結果が取りまとめられると聞いています。令和5年3月公表のスポーツ科学拠点施設整備事業基本計画では、競技力向上施設に宿泊施設やレストランを必須としていましたが、事業者からは否定的な意見が多く寄せられていました。
そこで、変更点と今後のスケジュールも含め、競技力向上施設と付随する体育館の概要について、知事に伺います。
A 大野元裕 知事
令和6年度の公募不調を受け、スポーツ科学拠点施設整備運営事業については、令和3年3月の整備地選定委員会の報告書で示された原点に立ち返って抜本的に見直し、中心となる競技力向上施設と体育館を整備することに変更いたしました。
お尋ねの宿泊施設やレストランは、同報告書で求められた機能ではないため、必須施設としない方針といたしました。
競技力向上施設には、筋量や体組成などを測定し、アスリートの特長や弱点などを把握するための機能や、測定データを分析し、パフォーマンス向上のためのアドバイスを行う機能を備える方針であります。
また、体育館は、チームスポーツでの選手の動き、戦術などを分析するゲーム分析や、アスリートが競技力向上施設で受けたアドバイスに基づいてトレーニングを行うことを想定しており、バスケットボールコート2面相当の規模とする方針であります。
なお、上尾運動公園の再編整備については、民間事業者に対し公園の活用について提案を求める予定です。
民間事業者の提案と相乗効果が見込める場合には、必要に応じて計画を柔軟に見直してまいります。
両施設の整備スケジュールは、令和8年度に事業者選定の準備、令和9年度に事業者選定を行い、令和13年度の竣工を見込んでおります。
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