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掲載日:2025年12月17日
Q 町田皇介 議員(民主フォーラム)
埼玉学園には10戸の寮があり、そのうち築50年以上が6寮、築約40年が3寮と外観、内部ともに老朽化が進み、修繕を繰り返してはいますけれども、手狭で快適な生活環境とは言えません。先日視察したさいたま市にある国立の児童自立支援施設では、広い寮を可動式のパーテーションで区切り個室化にも対応するなど、子供たちの心の安定に配慮した造りとなっていました。
令和5年12月定例会の渡辺大議員の一般質問で福祉部長は、「適切に維持管理し長寿命化を図る方向性が示されているが、個室化を求められるなど施設の在り方が変化している。児童相談所の一時保護所も含めて建替えや修繕を行う必要が生じているので、入所児童の意見も聞きながら今後計画的に進められるよう検討していく」と答弁されました。
しかし、築年数の経過した建物では修繕にも限界があり、様々な事情を抱える子供たちが24時間生活する場として改善は不可欠です。また、隣接する中央児童相談所の一時保護所が建替え中であることが児童に環境格差を感じさせない点も懸念されます。こうした状況を踏まえ埼玉学園寮舎の計画的な整備を早期に進めるべきと考えますが、知事の見解を伺います。
A 大野元裕 知事
埼玉学園の寮舎については、議員お話しのとおり最も古いもので築50年が経過をし、老朽化が進んでいます。
そのため、令和7年6月、福祉部内に埼玉学園寮舎改修等検討委員会を設置し、改修等に向けた検討を進めているところであります。
委員会では改修する寮舎の範囲や機能、時期のほか、今後の寮舎の運営体制についても検討しています。
また、近年寮舎の改修等を行った県外の複数の児童自立支援施設の視察を行い、改修の考え方や運営体制、課題等についても聴取をしているところであります。
なお、埼玉学園で寮舎の運営を担当している職員も参加し、職員を通じて児童の意見も取り入れているところであります。
今後、寮舎の計画的な整備については、委員会において、将来的な運営体制や寮舎の機能等と併せて議論をし、その結果を踏まえ、検討してまいりたいと思います。
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