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掲載日:2025年12月17日
Q 町田皇介 議員(民主フォーラム)
埼玉学園は非行児童の矯正支援を中心に設計された教護院が前身となりますが、先ほど述べたとおり、家庭環境の困難、集団適応の難しさ、性的被害・加害の経験、さらには発達障害など特別な支援を必要とする子供たちが増えています。これは国立の施設でも同様の傾向が見られ、設立当初と状況が大きく変化しています。
現在、埼玉学園では中学校分校及び小学校分教室として小・中学校学習指導要領に基づいた教育が行われ、通常の学級と同じ位置付けになっています。様々な課題を抱える子供たちに対応するため、全教科で原則複数の教職員による指導が行われていますが、現場の教員からは本来特別な支援が適切と思われる子供たちにも通常の学級の枠組みで授業を行うことや、通常の学級として成績を付けざるを得ない状況に葛藤があるとの声も伺っています。
こうした入所児童の変化や支援ニーズの多様化について県としてどのように認識しているのか、施設管理の責任者である知事に伺います。
A 大野元裕 知事
埼玉学園は、非行行為を背景とする児童などが入所している施設ですが、近年は、被虐待経験や発達障害のある児童など特別なケアを必要とする児童の割合が高まっており、対人関係や行動面での不適応が増加をしております。
このため、職員は心理士や精神科医と連携しながら、児童一人一人の特性を理解・把握して、感情のコントロールや他者との関わり方などについて適切な支援を行っているところでございます。
これらの知見も踏まえ、上尾市教育委員会とは適切に情報交換を行ってきております。
入所児童の変化と支援ニーズが多様化していることについては、県としても認識をしており、今後も入所児童に寄り添いながら、こどもの特性に応じた適切な支援ができるよう努めてまいります。
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