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掲載日:2025年10月22日
Q 鈴木まさひろ 議員(自民)
県の調査で特に留意すべきは、社会的なつながりが比較的豊富でデジタルに精通しているはずの若年層が、最も深刻な孤独を感じる傾向にあることです。これは、SNS上の競争的なつながりが質の高い人間関係や精神的充足に必ずしも結び付いていない可能性を示唆しています。若年層を含め支援を必要とする県民の方々に対して、信頼できる専門家が能動的に関わっていく働き掛け、届ける支援が不可欠です。
そこで伺います。県は、若者の孤独という課題の特性も踏まえ、あらゆる県民に寄り添い、専門機関へつなぐ役割を担う伴走型の支援人材の確保に努めること。その際、同じ悩みを持つ当事者同士が支え合うピアサポートの拡充を図ること。また、SNSなどを活用して悩みを抱える若年層へ能動的にアプローチする支援の体制を強化すべきと考えますが、福祉部長の御見解を伺います。
A 岸田正寿 福祉部長
県が令和4年度に実施した調査では、若い方ほど地域の交流場所を利用したいと感じていないという傾向も現れていました。
孤独感を抱えながらも、自らつながろうとしない若者を、どのようにして交流場所や専門的な支援につなげていくかは、孤独・孤立対策における課題の一つです。
そこで、県では、孤独・孤立に関する知識を身に付け、身の回りの人に関心をもち、できる範囲でサポートする「つながりサポーター」の養成講座を令和6年度に1か所で試行的に実施し、令和7年度には市町村や民間企業、大学と連携して4回実施する予定です。
また、同じ悩みを持つ当事者同士が交流できる場として「ヤングケアラー・若者ケアラーオンラインサロン」などを運営しているほか、病気や障害を抱えている方のピアカウンセリングやピアサポーターの養成などを行い、ピアサポートの充実を図っています。
さらに、SNSを活用した支援として「こころのサポート@埼玉」や「親と子どもの悩みごと相談@埼玉」などLINEによる相談窓口を設置し、専門の相談員が対応しているところでございます。
加えて、孤独・孤立にある方が、ためらわずに支援を求めていただけるよう、WEB広告動画「自分の心を守るために。頼ることは誇らしいこと。」をユーチューブで配信し、これらの相談窓口の利用を呼びかけております。
今後も、こうした取組の充実を図り、孤独・孤立に悩む方を誰一人取り残さず支援してまいります。
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