トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年9月定例会 > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 10月2日(木曜日) > 長峰秀和(自民) > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(長峰秀和議員)
ここから本文です。
ページ番号:274205
掲載日:2025年10月22日
Q 長峰秀和 議員(自民)
国立環境研究所による2018年の日本国温室効果ガスインベントリー報告書によると、浄化槽から排出される1人当たりの温室効果ガス排出量は、下水道からの排出量と比較すると、メタンが約10倍、一酸化二窒素が約5倍とされています。こうした浄化槽から排出される強い温室効果を持つメタンと一酸化二窒素を削減することは、先ほどのその他温室効果ガスの更なる削減につながり、2030年度比46パーセント削減目標達成に資すると考えますが、環境部長の御所見をお伺いいたします。
A 堀口幸生 環境部長
浄化槽は下水道に比べて設備の規模が小さく、温室効果ガスの排出を抑制する機能を持たせるには限界がありますので、利用者1人当たりの排出量が相対的に大きくなっているというのはご指摘のとおりです。
対策として、高度な処理機能を持つ大型の浄化槽に替える方法もございますが、費用対効果を考えるとあまり現実的ではございません。
むしろ、既存の浄化槽の清掃を確実に実施して汚泥を適切に処理し、メタンや一酸化二窒素の発生を抑えるほうが効果的と考えます。
浄化槽の適切な維持管理を行うことを徹底することにより、生活排水の適正処理に加え、その他温室効果ガスの発生抑制にも寄与することから、今後も浄化槽の適切な管理に努めてまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください