トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年9月定例会 > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 10月2日(木曜日) > 長峰秀和(自民) > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(長峰秀和議員)
ここから本文です。
ページ番号:274204
掲載日:2025年10月22日
Q 長峰秀和 議員(自民)
各温室効果ガス排出量の資料では、二酸化炭素の各部門の数値に目が行ってしまいますが、その他温室効果ガスの数値も重要です。特に、ハイドロフルオロカーボンとパーフルオロカーボンといったフロンの2013年度の排出量は154万トンで、県全体の温室効果ガス排出量の3.3パーセントでした。
しかし、2022年度は235万トンと増え、県全体の温室効果ガス排出量に占める割合も6.2パーセントと増大しています。フロン回収には、以前から取り組んでいると伺っていますが、その他温室効果ガスの排出量が増大した原因と今後の対策についてどのように捉えているのか、環境部長の御所見をお伺いいたします。
A 堀口幸生 環境部長
まず、その他温室効果ガスの排出量が増大した原因でございます。オゾン層の破壊が問題となる中で、代替フロンであるハイドロフルオロカーボンへの転換が急速に進みましたが、この代替フロンを冷媒として使う機器からの漏えいが挙げられます。
代替フロン排出量の約6割は業務用の機器からですので、専門家を派遣して適正使用に向けた助言や指導を行うとともに、機器の廃棄時に代替フロンを確実に回収できるよう、解体工事現場等への立入検査を実施しています。
また、近隣自治体で連携して代替フロンの排出削減に取り組むために、九都県市共同で啓発のキャンペーンを行うとともに、本年5月には、啓発の充実や代替フロンの漏洩防止技術の開発支援などを国に要望したところです。
こうした取組の結果、これまで一貫して増加基調にあった代替フロンの排出量が2022年度には初めて減少に転じるなど改善の兆しも現れておりますので、今後も更なる削減に向けて取組の強化に努めてまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください