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掲載日:2025年10月22日
Q 長峰秀和 議員(自民)
環境科学国際センターによるクビアカツヤカミキリ発見大調査は、県民の参加を促し、被害状況の把握に貢献しています。
しかし、被害地域が拡大している現状は、この調査が被害把握にとどまり、十分な早期発見、防除につながっていないことを示唆しています。今後のクビアカツヤカミキリ対策には、被害拡大防止につながる早期発見のための調査が必要であり、そのためには、県民によるボランティア調査ではなく、県庁内の各部局や市町村、さらには県域をまたいで横断的に連携し、引き続き県民の理解と協力を得ながら、危機意識を持って調査に取り組むことが重要です。こうした横断的な調査の実施状況と今後の対策について、環境部長にお伺いいたします。
A 堀口幸生 環境部長
これまではクビアカツヤカミキリ発見大調査を中心とした取組を進めてきましたが、既に45市町村に被害が拡大しておりまして、これ以上被害を広げないためにも、今後は早期発見と予防措置も含めた包括的な対策を講じる必要があると考えております。
クビアカツヤカミキリは、サクラのほか、ウメ、モモ、スモモなどの樹木に被害を及ぼします。
現在は学校、川の堤防、果樹などそれぞれを所管する部局ごとに被害状況を把握しておりますが、クビアカツヤカミキリはこうした県庁の所管に関わりなく拡散いたしますので、まずは各部局、市町村、近隣県の情報を横断的に集約するため、来月にも関係者による連絡調整会議を開催したいと考えております。
また、クビアカツヤカミキリは例年6月頃成虫になると活発に動き始めますので、それまでに具体的な対策を県民や市町村との間で共有しておく必要がございます。
このため、早期発見や予防策も含めた効果的な技術指導、普及啓発の在り方について環境科学国際センターを中心に早急に検討を進め、関係者の間で連携した取組を展開できるよう準備を進めてまいります。
再Q 長峰秀和 議員(自民)
クビアカツヤカミキリの特徴は、高い飛翔能力と、そして強い繁殖力であります。6月成虫というお話されていましたけれども、今10月なので、もう成虫はいないんですね。ただ、幼虫はもう木の中で今食害を進めている状況であります。迅速に早期発見、早期防除に取り組むことは大切なんですけれども、早期に取組を進めることも本当に大切なことです。来年の6月まで待つことなく、予算をつけなくてもできることがあると思いますので、是非できることからどんどん進めていっていただきたいと思うんですけれども、環境部長いかがでしょうか。
再A 堀口幸生 環境部長
お話しのとおりだと思います。6月まで待っていると間に合わないところもございます。
予算がなくても知見ですとか情報を持ち寄ることは十分可能ですので、まずは庁内の情報を集約する会議を皮切りに、早急にできることをどんどん進めてまいりたいと思います。
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