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掲載日:2025年10月22日

令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(岡田静佳議員)

埼玉県消防広域化推進計画の見直しについて

Q 岡田静佳 議員(自民)

昨年、令和6年12月議会の警察危機管理防災委員会の行政課題報告で、令和7年4月から埼玉県西部消防組合と比企広域の東秩父村までが一体となる案が示されました。そもそも比企郡の生活圏、医療圏は川越と一緒になっているのに、なぜ西部と一緒になるのかというような質問をさせていただきました。この紫の部分が第4ブロック、所沢から入間、狭山、飯能、日高です。そして、西武線沿線です。この黄色い部分が東武線沿線ですが、今回なぜかこの紫が拡大して黄色が小さくなっているという案が出てきて驚いたところでございます。
当時の部長の答弁では、地元からの要請があったというような答弁でした。しかし、私が埼玉西部消防局や所沢市に確認したところ、地元からはそのような要望をしていないということが分かりました。通報システムの広域化を了承する際に、消防の広域化とは別である旨を確認したとの証言もありました。2月議会で八潮の陥没事故の問題が起きたことを理由に白紙になりましたが、八潮市とは別問題で、そもそもこの領域の設定方法と市町村に対するヒアリングの方法が間違っていたのではないかと私は考えています。
知事にお尋ねいたします。
広域化は人口や財政規模が大きな自治体の負担が大きくなる傾向にあります。県の一方的な押し付けではなく、地元市町村の意向をよく聞いた上で、生活圏と地元を考慮した広域化をまず目指すべきだと思います。既に計画どおり唯一広域化をしている所沢市など5市からなる第4ブロックに生活圏、医療圏を無視した改定計画をするのではなく、まだ計画どおり広域化をしていないところ、第3ブロックなどから進めていくべきだと思いますが、見解をお尋ねいたします。

A 大野元裕 知事

人口減少が進む社会で、激甚化・頻発化する災害に適切に対応するためには、消防の広域化による災害対応力の強化がますます必要になっていると考えています。
このため、県では平成20年3月に、県内消防本部を政令市規模の7つのブロックに広域化する「埼玉県消防広域化推進計画」を策定し、消防の広域化を推進してまいりました。
令和6年度に県では、市町村による自主的な消防指令の共同運用の枠組みをベースとした消防広域化推進計画の改定を検討いたしました。
この計画については、八潮市の道路陥没事故等を踏まえ、更なる見直しを行うこととし、現在、議員御指摘の所沢市など5市から成る第4ブロックをはじめ県全域における広域化の枠組みについて検討しているところです。
検討に当たりましては、引き続き地域の実情や意向をしっかりと聴くなど、消防本部や市町村と意見交換を丁寧に積み重ね、災害の激甚化傾向をも踏まえ、所沢市などの地域及び県全体の消防力強化につながる計画改定を進めてまいります。
今後は、改定される新たな計画に基づき、市町村による自主的な消防の広域化を更に推進したいと思います。

再Q 岡田静佳 議員(自民)

新たな計画ということですが、今回は第4ブロックだけを抽出した案が出てきて私は驚いたわけですけれども、これは全く白紙になって、ほかの私の住む第3ブロックとかから先にやらないかという質問だったと思うんですけれども、ほかから進めるという理解でよろしいでしょうか。再質問をさせていただきます。

再A 大野元裕 知事

今後実施する消防広域化推進計画の改定は、現行計画の見直しをすることといたしまして、現時点では、新たな広域化の枠組みが決まったわけではありません。
令和6年度に一旦お示しした計画案にとらわれず、地域の実情や意向を丁寧に踏まえ、消防力の強化に繋がる広域化については、先ほど御指摘があったとおり、所沢市を含む地域のみならず、県全体での広域化を検討してまいりたいと考えています。

再々Q 岡田静佳 議員(自民)

所沢市も含めて広域化していくということなんですが、委員会の答弁では市町村からあった場合はオーケーするという話だったので、これは県から示すということではなく、市町村から合併したい、広域化したいという意見があった場合のみやるという理解でよろしいんでしょうか。それとも、県がまた合併したような広域化計画を作るんでしょうか。再々質問で確認させていただきます。

再々A 大野元裕 知事

先ほどご答弁させていただいたとおり、県では、県内の消防本部を7つのブロックに広域化する計画を策定して、広域化を県として推進をして参りました。
他方で、この計画の改定の検討に当たりましては、地域の実情や意向をしっかりと聴くなど、消防本部、あるいは市町村と意見交換を丁寧に積み重ね、災害の激甚化傾向なども踏まえ、計画の改定を進めていくと、御答弁させていただいたとおりでございます。
従いまして、市町村、或いは消防本部の御意見を丁寧に聴きながら、消防力の強化に繋がる計画の改定について、県としても推進してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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