ここから本文です。
ページ番号:158120
掲載日:2019年8月21日
第269回関東甲信越1都9県議会議長会が群馬県で開催され、国の施策などに関する提案・要望事項についての協議が行われました。
本県の提案事項である「中高年のひきこもり対策の推進を求めることについて」のほか7項目について、関東甲信越1都9県議会議長会として、国に要望することになりました。
なお、次回の会議は令和2年4月に栃木県で開催される予定です。
令和元年8月21日(水曜日)・22日(木曜日)
会議の様子
会議中の神尾高善議長(右)と新井豪副議長(左)
学校や仕事に行かず、かつ、家族以外の人との交流をほとんどせずに、6カ月以上続けて自宅にひきこもっている状態のひきこもりは、10代の若者に限らず、働き盛りの中高年にも発生していることが、本年3月に内閣府が公表した生活状況に関する調査報告書によって明らかとなりました。
当該報告書によると、40歳から64歳まででひきこもり状態にある人が全国で推計61万3,000人と、平成28年の調査報告書による15歳から39歳まででひきこもり状態にある人の推計54万1,000人を超えることが判明しました。
また、40歳から64歳まででひきこもり状態にある人のうち、ひきこもり状態になってから7年以上の人が約5割など、ひきこもりの期間も長期化していることから、その対応が課題となっています。
これまで国や地方自治体では、主に40歳未満の人に焦点を当て、ひきこもり地域支援センターの設置や支援に携わる人材の養成研修等の取り組みが行われてきましたが、当該報告書で明らかになったように、ひきこもりの長期化と高年齢化が進行する中、中高年のひきこもり対策を早期に講ずることが求められています。
よって、国においては、中高年のひきこもり対策の推進を図るため、次の事項を実施するよう強く要望します。
以上、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
2日目には八ッ場ダムの視察が行われました。
東京、神奈川、千葉、茨城、栃木、埼玉、群馬、山梨、長野、新潟の各都県議会の議長と副議長をもって組織され、関係都県の緊密な連絡と相互援助による地方自治の発展を図るため昭和21年から設置されており、全国都道府県議会議長会の関東ブロックとして位置付けられています。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください