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掲載日:2026年7月9日
Q 水村篤弘 議員(民主フォーラム)
本年5月、西武池袋線とJR武蔵野線の直通運転及び秋津駅、新秋津駅間の乗り換え通路新設が両鉄道事業者から発表されました。直通運転の開始は2028年度からで、沿線の魅力的な観光地やイベントを目的地として結ぶ臨時列車を、まずは年間50本程度運行するとのことです。また、乗り換え通路については、2030年代前半に供用を開始されます。「雨の日の移動が本当に大変」「ベビーカーやお年寄りの移動に優しくない」といった、私の元にも寄せられていた住民の皆様の切実な声がようやく形になるものであり、心から歓迎するものであります。
しかし、ハード整備だけで地域の持続的な発展が約束されるわけではありません。これまでも所沢や西部地域が単なる通過点として消費されてしまうのではないかという懸念や、サクラタウン、西武ドーム、さらには秩父エリアといったすばらしい観光資源へいかに足を止めてもらうかといったことが課題となっており、期待と同時に今後の仕掛けづくりが非常に重要になってきます。この好機を一時的なにぎわいに終わらせず、観光客の増加や住みやすさの向上、そして埼玉県西部地域の人口の増加という本県の確かな成長につなげるためには、スタートダッシュに向けた県の関与が不可欠です。
そこで質問は、幕張や舞浜など千葉方面をはじめとする広域からの観光客誘致に向けた県が担うべき広域プロモーションの展開と、さらには本事業をイベント時の臨時列車にとどめず、将来的な定期運行化や沿線周辺の持続的な発展へとつなげていくための取組について、知事の御見解を伺います。
A 大野元裕 知事
議員お話しの臨時列車については、秩父や所沢などにアクセスできる西武池袋線と、東京、神奈川、千葉など首都圏のJR線を結ぶ運行プランが予定されていると伺っております。
本県は、人口4千万人を超える首都圏の中心に位置し、極めて高い交通利便性を有していますが、正にこの優位性が生かされる取組であり、本県の更なる観光振興につながると、高く期待をしております。
他方、運行開始は令和10年度予定と発表されておりますが、始発駅、終着駅、停車駅や運行日、運行時間などの詳細については明らかになっておりません。
そこで、まずは、両鉄道事業者からしっかりと情報収集した上で、地元市町や観光協会等とも連携しながら、埼玉を満喫する周遊観光プロモーションの展開を検討したいと思います。
また、議員お話しのとおり、将来、西武池袋線・JR武蔵野線間の連絡線を活用した直通運転が定期運行化されるとなれば、交流人口の増加に伴う地域の発展により、沿線周辺の人口増加につながるのではないかと期待をしております。
定期運行化については、地元自治体の意向を丁寧に踏まえながら、鉄道事業者に働き掛けを行ってまいりたいと思います。