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掲載日:2026年7月9日
Q 水村篤弘 議員(民主フォーラム)
長年、モノレール延伸を熱望してきた地元の熱意や努力には十分な配慮が必要です。その上で、あと数マイル・プロジェクト推進検討会議では、新たな交通システム導入、ロープウェイの活用についても言及があり、3月の予算特別委員会において所沢市にある早稲田大学人間科学部の佐野友紀教授などがモノレールの上北台駅と西武球場前駅を結ぶ2.5キロの多摩湖横断ロープウェイ計画について言及していることを紹介し、議論させていただきました。
私は、横浜の都市型ロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN」を視察してまいりました。空港を思わせるプレミアムなしつらえや幻想的な夜景など、移動を観光化する工夫に深く感動しました。2018年の事業提案から2021年の開業まで、僅か3年でした。想定を上回るペースで利用者が増加し、既に黒字化しています。
西武ドーム周辺や多摩湖など観光資源に恵まれた狭山丘陵にこれが導入されれば、非常に魅力的なエリアになります。報告書が示す観光事業を視野に、ロープウェイなどの新たな交通システムの可能性をどう多角的に検討していくのか、知事の御見解を伺います。
A 大野元裕 知事
多摩都市モノレールの県内延伸については、国の交通政策審議会の答申に位置付けがなく、ルートが定まっていないことから、県ではこれまで、現地の状況から考えられる複数のルート案について、課題解決に向けた調査を実施してまいりました。
他方、「あと数マイル・プロジェクト」推進検討会議では、今後の取組の方向性として、既設線の延伸の意義を確認するとともに、新たな交通システムの導入の可能性についても検討すべき、との御意見を頂いたところであります。
あわせて、検討会議の報告書では、「多摩湖の上を渡るロープウェイ事業は可能性があり、民間活力の活用も選択肢となる」との御意見も頂きました。
議員お話しのヨコハマ・エア・キャビンは、横浜という好立地による高い集客力や観光需要を背景に民間事業者が整備・運営しており、令和6年には年間約176万人の利用があったと聞いております。
他方、新たな交通システムの導入に当たっては、需要や採算性を十分に見極める必要があります。
そこで、県では令和8年度に、新たに都市型ロープウェイや専用道などを活用した速達性の高いバスシステムであるBRTなど、多様な交通システムの可能性について、地域性を踏まえた技術的な課題や経済性など、幅広く調査を実施いたします。
こうした調査結果を踏まえ、民間投資を呼び込む事業スキームも含め、地域にとってどのような交通システムの導入が最適か、様々な視点から検討を進めてまいります。