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ページ番号:280510
掲載日:2026年3月23日
Q 蒲生徳明 議員(公明)
先日、自身が若年性認知症と診断されながら、認知症になった人が孤立せずに地域や人とつながる現場をつくりたいとの強い思いでデイサービスを立ち上げたというお話を伺いました。現在は認知症と共に生きていくと前向きに様々な活動をしていますが、41歳で若年性認知症と診断されてから1年半は塞ぎ込む毎日で、この方が前を向くきっかけとなったのが、同じ当事者の交流で悩みや経験を共有し、お互いを支え合うピアサポートだったと当時を振り返っています。
このように認知症の方が前向きに一歩踏み出すきっかけとなり得るピアサポートは、非常に重要な取組です。既に障害の分野で、埼玉県のピアサポート事業は着実に推進されていると聞いています。特に専門性を備えた人材ケアサポーターの養成研修や精神障害者の地域移行、地域定着に向けた活動支援体制が構築され、高く評価します。
若年性認知症は前向きに生きられるかどうかが、その後の人生の在り方を大きく左右します。障害者ピアサポート事業の先進県である本県の若年性認知症分野の取組の強化を求めますが、知事の御所見を伺います。
A 大野元裕 知事
悩みや経験を当事者同士で共有するピアサポートは、本人や家族の不安を軽減するとともに、本人の社会参加を促すなど、診断後も長い人生がある若年性認知症の方にとっては、特に重要であると考えます。
県が設置しピアサポートを行う、さいたま市内の若年性認知症カフェは、週2回開催され、令和7年度は1月までで延べ1,600人を超える方に御参加いただきました。
カフェでは、女子会として女性同士で話をしたり、麻雀や卓球をしたり、自由に活動しながら、悩みや経験を共有しお互いを支え合っていただいています。
私自身もこのカフェに参加をさせていただきましたが、参加者同士が自らの経験などを生き生きと語り合う、前向きな姿に深い感銘を受けました。
また、多くの地域で若年性認知症カフェが設置され、本人同士が気軽に集い、相談できるピアサポートの場の整備が進むよう、令和8年度新たに若年性認知症カフェ開設支援研修の開催を予定しております。
さらに、若年性認知症の御本人を「若年性認知症ピアサポーター」として任命し、遠方でカフェに参加できない方の御自宅などまで赴きピアサポートを行う事業の予算も計上しているところであります。
今後も、本人や家族の不安を軽減するとともに、本人の社会参加を促すため、当事者の意見も聴きながらピアサポートに取り組んでまいります。