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掲載日:2025年12月22日

令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(千葉達也議員)

イノシシの対策及びクマの対策について-人里に出没するクマへの対策状況と今後の考え方について

Q 千葉達也 議員(自民)

渡良瀬遊水地では最近クマのような動物の目撃情報も報告されています。
埼玉県全域におけるクマの目撃情報は、秩父市、飯能市、横瀬町、小鹿野町をはじめとした13市町村で報告されており、昨年度1年間で108件、令和6年11月末時点で96件だったところ、本年は11月末時点で既に150件に達していると伺いました。幸いにも今年度は人的被害は出ていないようですが、全国的に見ますとクマによる人的被害が毎日のようにテレビで流れております。
先ほど話しましたとおり、埼玉県においてもクマの目撃情報が例年に比べて増えております。埼玉県としてしっかりとした準備・対策が必要であると考えますが、現在の対策状況と今後の考え方について、環境部長にお伺いいたします。

A 堀口幸生 環境部長

今年は全国でクマの出没が相次ぎまして、本県でも11月時点の目撃件数が過去最高であった一昨年の1.2倍まで増えております。
現在の対策として、まずは本年創設されました緊急銃猟制度を市町村が的確に運用できるよう、県としては情報を共有する会議や専門家を招いた研修会を開催して、市町村のマニュアル作成を支援しているところです。
一方、実際の現場ではマニュアルだけではなくて、猟友会や警察などと連携した対応というものが極めて重要になってまいります。
議員のお話しにありました「熊のような動物」が目撃された加須市では、目撃情報があったら直ちに市の方で住民への注意喚起を行いまして、さらに警察や猟友会、消防団と連携したパトロールを行うなど機動的な対応をされていました。
こうした実践的な事例を県内の市町村とも共有いたしまして、人的被害の防止と日常生活の両立を図ってまいりたいと考えております。
現在は喫緊の課題としてこの緊急銃猟の体制づくりに力を入れておりますけれども、今後はクマを人の生活圏に近づけないためのバッファーゾーンの整備や適正な個体数管理も進めていく必要があると考えております。
政府のクマ被害対策パッケージも踏まえながら、人とクマが適切にすみ分け、安心して暮らせることができる環境づくりに向けて効果的な方策を検討してまいります。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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