トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年12月定例会 > 令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問者一覧 > 12月10日(水曜日) > 千葉達也(自民) > 令和7年12月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(千葉達也議員)

ここから本文です。
ページ番号:276971
掲載日:2025年12月22日
Q 千葉達也 議員(自民)
携帯電話のアプリを利用して作業を行っている生産者の方から、携帯電話では電波状況によっては作業が全くできなくなってしまうため、固定局が必要であるとのお話を伺いました。
改めて、RTK基地局の設置を進めるべきであると考えていたところ、先日、県内7か所の農林部所管の県有施設で、行政財産使用許可の制度を活用して民間事業者による基地局の整備が進行していると伺いました。7か所の設置により、埼玉県全域を網羅するとのことですが、現時点での進行状況について農林部長にお伺いいたします。
A 竹詰一 農林部長
県では、農業用機械の自動操舵システムやドローンの自動航行に必要なRTK基地局の設置場所として、農林部地域機関の施設を行政財産使用許可により提供することで、スマート農業技術の更なる普及促進を図ることといたしました。
ひとつの基地局の利用可能エリアを約半径20キロメートルと想定し、県内7か所にRTK基地局を設置することで、埼玉県全域をカバーする計画といたしました。
令和7年10月から設置を希望する事業者を公募したところ、2事業者から計5か所の設置希望があり、現在、設置に向けた現地確認や図面作成などが進められています。
今後、設置希望事業者との協議を進め、来年4月からの運用開始に向けて、必要な手続きを進めてまいります。
再Q 千葉達也 議員(自民)
先ほど民間事業者2業者、そして5か所の応募があったということが部長の方から報告がありました。これで一番最初の予定では7か所の設置ということだったんですけれども、5か所で埼玉全域を網羅することが果たしてできるのか。あるいは現状異なる方法で作業をされている生産者の方がいらっしゃると思いますが、今後の展望について応募のなかった施設の状況と併せて、農林部長に再度質問させていただきます。
再A 竹詰一 農林部長
応募のあった5か所が整備されると、県南東部の一部を除き県内の約8割がカバーされることとなります。
なお、応募された事業者は、サービス提供エリアを順次拡大していく意向を示しており、今回応募がなかった2か所も含め、随時募集を行い、県内全域をカバーできるよう引き続き設置事業者を募ってまいります。
今後、携帯キャリアによるサービスしか選択できないエリアを減らし、農業者の選択肢を増やすことで、県内におけるスマート農業技術の普及推進が図られるよう取り組んでまいります。