トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和7年9月定例会 > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 10月2日(木曜日) > 渡辺聡一郎(自民) > 令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(渡辺聡一郎議員)
ここから本文です。
ページ番号:274286
掲載日:2025年10月22日
Q 渡辺聡一郎 議員(自民)
先般は、我が県議団からも知事に対して、県の伴走的支援を要望したところです。県の財政支援やその他の支援について、より市に寄り添って展開していただきたいと思いますが、今後の県の支援について、知事にお伺いします。
A 大野元裕 知事
白岡市は、復旧工事に加え、未実施の大規模改修等も同時に行う予定であり、大規模改修等には充当率100パーセントの災害復旧事業債の活用はできません。
そこで、充当率が100パーセントではない、他の地方債を活用する場合には、埼玉県ふるさと創造貸付金を適宜活用するなど支援をしてまいります。
また、防災機能や環境性能の強化等につながる工事の場合には、交付税措置率の高い地方債を活用できますので、こうした地方債を充当できるよう、国と調整をいたします。
白岡市からは、庁舎の損傷状況を把握する調査では、補修、補強により再使用が可能との中間報告が出たため、建替えによらない復旧・改修が適当と判断したと伺っております。
県といたしましては、工事内容を詳細に把握し、国に特別交付税措置の要望を行うとともに、最も有利な財政支援について白岡市と共に検討してまいります。
そのほかの支援では、特に人的支援について、市のニーズを踏まえ、速やかに県の建築、電気、機械の技術職員を派遣しました。
また、情報システムの技術支援チームも派遣したことで基幹系システムが早期に復旧し、火災から1週間後には主要業務が再開されました。
応急復旧への人的支援につきましては、一定のめどが立ったところですが、今後も、市から要望がある場合には、必要に応じて支援を検討してまいります。
再Q 渡辺聡一郎 議員(自民)
今の御答弁ありましたこの白岡市の火災は、先ほど申しましたとおり、どこにでもあり得ることであります。今般の火災の支援が、公共施設を失った際の県の支援のモデルケースになるというふうに思います。
先ほどの御答弁で、貸付金で支援していくという財政面ではお話がありましたけれども、白岡市の将来負担につながらないもっと積極的な県の財政支援、その他の支援できないか、知事にお伺いいたします。
再A 大野元裕 知事
これまでの類似の火災に関しましては、県として、事前にこのような支援が行われた前例は、ほぼなかったというふうに私も伺っており、埼玉県として最大限のことをこれまでも行ってきたつもりでございます。
他方で、財政支援につきましては、やはりその多大な負担が白岡市にかかる見込みでございますので、災害復旧事業債など地方債や特別交付税措置の国の財政措置を最大限活用をするべきと考えますけれども、それでも必要な経費がなおある場合には、埼玉県ふるさと創造資金の交付も検討をしてまいりたいというふうに考えておりますし、長期の技術職の人的支援につきましても、民間企業の力を活用する等についても、県として、間に仲介役として入らさせていただく、情報提供するなどの御支援をさせていただきたいと考えております。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください