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掲載日:2025年10月22日

令和7年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(渡辺聡一郎議員)

救急人材のウェルビーイング-バーンアウト防止のための体系的ケアを-救急医療に携わる医師や看護師への支援について

Q 渡辺聡一郎 議員(自民)

埼玉県内の救急搬送件数は、増加の一途をたどっています。救急出動件数は過去最大となり、救急車が搬送先を見つけられない搬送困難事案も、全国的に高い件数となっております。
一方で、救急科医師や看護師、救急隊員の数は横ばいで、人口に対して救命救急センターの数も少ない状況です。受皿が少ないため、1施設や1人当たりの負担が増えております。医師の働き方改革が行われても、受皿が変わっていないため、依然として苛酷な状況は変わっておらず、県内の救急医療の持続可能性が懸念されます。
救命救急センターや救急人材への負担が増す中で、身体的、精神的な負担の大きさ、不規則な勤務による生活の乱れなどがバーンアウトを招く可能性もあります。
救急医や救急看護師は、長時間勤務による身体的な負荷や重責感などで大きなストレスが生まれております。医師の確保や病床の確保などは度々議論が行われていますが、そうした施策だけではなくて、現在も最前線で闘っている人たちへのケアも重要です。病院任せではなく、医師等の働きやすさやメンタルヘルスを含む心身のケアなどの体系的な支援が必要と考えますが、保健医療部長に見解をお伺いいたします。

A 縄田敬子 保健医療部長

医師や看護師が心身共に健康であることは医療の質にも影響することから、メンタルヘルス対策も含めた働きやすい職場づくりが必要でございます。
県では、社会保険労務士等の専門家を長時間勤務の医師が多い医療機関などに派遣し、勤務環境改善に取り組む医療機関を支援しております。
令和6年度は延べで166回訪問し、労務管理等に関する相談に対応いたしました。
また、医療機関の希望に応じて、職員の満足度等に関する医療スタッフの意見を聴取し、経営者層にフィードバックをしております。
看護師に対しては職位に応じた研修の中で、セルフケアについて学ぶとともに、看護管理者には職場のメンタルヘルスケアを学ぶ研修を実施し、看護師が心の健康を保てるよう支援をしております。
救急医療を担う医師や看護師からは、常に生死と向き合う緊張の中で、適切な判断と迅速な対応が求められるため、やりがいがある一方で心身への負担が非常に大きいと日頃から聞いております。
救急現場で働く医師や看護師が心身共に健康で勤務していけるよう、今後とも支援に努めてまいります。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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