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掲載日:2025年10月22日
Q 渡辺聡一郎 議員(自民)
国際バカロレア教育等の重要性については、埼玉県議会で何度も取り上げられております。英語での探求型学習だけでなく、論理的思考や国際意識を養う教育は大変重要であり、国際社会で活躍する人材育成は、埼玉県にも必要でございます。
県内には、県立のディプロマプログラムがなく、近隣県にも遅れをとっています。県内IB認定校も少なく、生徒の選択肢が狭いのが現状です。埼玉県こそ、グローバル人材の育成、魅力的な教育による地域振興を行っていく必要性が高い地域ですので、是非、力を入れて国際教育戦略を進めていくべきと考えます。
これまでの議会の議論の中では、教育局も導入の必要性を認識されており、プログラムの検討をされているとのことですが、遅々として取組が進んでおりません。進学を考える中学生や保護者にとっては、いつから県立高校でIB教育等を受けられるのか、重要な問題です。令和6年の2月にニーズ調査が行われたようですが、国際プログラム導入に向けた今後の見通し、スケジュールを教育長にお伺いいたします。
A 日吉亨 教育長
県では、国際バカロレア等の国際教育プログラムの導入について、これまで検討を続けてきており、令和7年3月には「魅力ある県立高校づくりの方針」に、導入検討について明記したところでございます。
国際教育プログラムには、国際バカロレアと同様に世界の大学受験資格として認められている国際Aレベルがあり、現在、両方のプログラムについて比較検討を行っております。
導入する国際教育プログラムの早期決定に向け、しっかりと取り組んでまいります。
再Q 渡辺聡一郎 議員(自民)
平成28年に、バカロレアというか、国際教育プログラムの導入検討が始まってから、もう10年近くずっと検討が続いております。先般の予算委員会のところでも、国際Aレベルとそれからバカロレア、比較するという御答弁でしたけれども、そこから次のアクションが全く見えてこないんですが、具体的に、次どういったアクションするか、またスケジュールというものをお示しいただきたいというふうに思います。
再質問です。よろしくお願いします。
再A 日吉亨 教育長
現時点では、具体的なスケジュールをお示しすることはできませんが、県では国際教育プログラムの決定に向けて、速やかに検討を進めてまいります。
また、実際プログラムを開始するまでの期間は、導入するプログラムによって異なりますが、プログラム導入決定から概ね3年から4年の準備期間が必要になると想定しているところでございます。
再々Q 渡辺聡一郎 議員(自民)
やはり何年も同じ答弁でありまして、検討を長くすれば、いい検討結果が得られるというものでもないと思います。やはり期限を定めて、そして学生たちの機会損失にも関わることでありますので、しっかりゴールを定めて、スケジュールを立てて進めていくべきと考えますが、教育長にもう一度、次のアクションとスケジュールについてお伺いいたします。
再々A 日吉亨 教育長
国際教育プログラムの導入につきましては、それぞれに長所や課題がございまして、中学生の学校選択や、高校卒業後の進路先選択等への影響があることから、国際的な状況等も考慮に入れ、慎重に検討しているところです。
また、先進県の現状を踏まえますと、本県において、国際教育プログラムを指導できる教員をどのように確保していくか、ということが重要な課題であると考えております。
県といたしましては、これら課題を踏まえまして国際教育プログラムの決定に向けて速やかに検討を進めてまいります。
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