埼玉県議会 県議会トップ画像

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

ページ番号:270448

掲載日:2025年7月8日

令和7年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(新井豪議員)

地元問題について-長瀞射撃場の整備について-

Q 新井豪 議員(自民)

長瀞射撃場の整備についてお伺いいたします。
コロナ前、23の大学の射撃部によって練習、又は合宿が行われ、また、6つの大きな大会の開催によって合わせて約5,000人の学生の利用がこの長瀞射撃場ではありました。しかし、これが令和5年になると、この利用者は380人にまで減少して、大会はゼロになってしまいました。
以前の環境農林委員会での報告では、この利用者の減少はコロナが理由だという報告がありましたけれども、これは全く事実ではありません。最新の光学式射撃の設備と空調を備えた射撃場が栃木県に整備され、学生の利用と大会がほぼ全て栃木県に移行してしまったのであります。
つまりは、大会で利用する設備も、やはり最新のものを使わなければならない。又は最近の学生の射撃部はいろいろとルールが変わりまして、安全対策としていろんな装備を付けなければいけないんです。ですから、空調が設備されているかどうかというのも、使用する大きな判断基準になっております。
この利用がほとんどなくなってしまったんですが、大学の関係者からは、長瀞にはこうした最新設備、又は空調設備がないけれども、もしこれが整備できるのであれば、合宿も大会も環境の良い観光地である長瀞で是非行いたいんですと、そういう声が実は多数届いております。こうした声を鑑みて、今定例会においても林議員と松井議員からも存続と整備を求める力強い質問があったところであります。
学生たちにとっては教育施設であり、また、有害鳥獣対策にはこれから必要とされる、今、減少傾向にある狩猟者、ハンターですね、狩猟者たちにとっては訓練施設でもあり、養成施設でもあるという観点で、あり方検討委員会の答弁が昨日もありましたけれども、あり方検討委員会の答申に関係なく、光学式設備、空調設備、そしてバリアフリー設備など迅速で適正な設備が必要であると考えますが、改めて環境部長の見解をお伺いいたします。

A 堀口幸生 環境部長

長瀞射撃場の利用者が、最新の設備を備えた他県の施設に流出しているというのは事実でありますけれども、今後、長瀞射撃場あり方検討委員会でとりまとめる検討結果も見据えた上で、施設面の課題にしっかり向き合う必要があると考えております。
一方、その施設整備の検討に当たっては、この数年間で他県に流出してしまった利用者を取り返すというだけの視点ではなくて、他県との施設とも共存共栄できるような、そんな観点で道を探す必要もあるのではないかというふうに考えております。
狩猟人口が年々減っている中で、この小さくなりつつあるパイを近隣県で奪い合うというような形ではなくて、むしろ射撃の魅力を発信して、新たな利用者を開拓していくであるとか、あるいは全国屈指の射場を持ち、長瀞という観光資源を持っているという強みを生かして、他県の施設と差別化していくというような観点で検討していく必要があるのではないかというふうに考えております。
今後、射撃場の利用者、それから地元の皆様からも幅広くアイディアをいただきながら、まずは、あり方検討委員会を中心に検討を進めてまいりたいと考えております。

再Q 新井豪 議員(自民)

再質問をさせていただきます。
今、いろいろな取組の中で部長は触れられていないんですけれども、認識されているのかどうか。実は今、ハンターが減っている、狩猟者が減っている中で大事なのは、これから若い人たちの狩猟者を増やさなければいけないという課題があります。それについて狩猟者になるには、やはり免許を取ることと、猟銃を購入すること、そしてそれを保管する場所が確保されなければならないんです。
ところが、この長瀞の射撃場においては高齢者になって不要になった猟銃を安く買い取って、それを安く販売する。そして、さらには長瀞射撃場でそれを保管するという取組も行っております。このことについて全く触れていませんでしたけれども、実は環境副大臣から物すごい評価されて、環境省に認められて、これからこれが全国的に広がるんではないかなと思っているんですが、その取組に関しては触れていなかったんですけれども、これに関しての見解をお伺いいたします。

再A 堀口幸生 環境部長

その工夫につきましては、若い人がなぜ入ってくれないかという課題をきちんと理解した上で、かつ、狩猟者の、技能継承ではないが、ベテランの方から若い方にバトンをつないでいくという発想も含め、非常に素晴らしいものと思っております。
これも含めて、射撃の魅力であるとか入りやすさといったことを、それぞれの施設が競い合ってアイディアを出し合い、発信していくことで関東では新しい方々がこの分野に入って来やすいという道も開けるのではないかと思います。
こういった情報発信も含めて、近隣県と協力しながら取組を進めていく余地はないかというふうに考えております。

 

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?