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掲載日:2025年7月8日
Q 新井豪 議員(自民)
今年の1月、埼玉県庁舎の再整備について専門家会議が5か所の候補地を示したという報道があり、大きな注目を集めました。現在地に加え、緑区美園、本庄市の学校跡地、嵐山町の国立施設、そして秩父皆野町の皆野高校の5か所であります。
この報道が出された後、私の元に地元から非常に多くの期待の声ではなく、怒りの声が届きました。統合が決定している現在の皆野高校は、皆野町大淵という自然豊かで教育現場として良い場所に立地しています。しかし、この学校に接続している県道は乗用車のすれ違いさえ困難な箇所が複数ある狭隘な道路で、最寄りの秩父鉄道皆野駅からは徒歩で30分以上かかる位置にあります。残念ながら、そこに県庁を再整備するということについては、秩父地域の住人でさえ期待する人はいません。
専門家と名乗ってはいるが埼玉県のことを全く知らない、候補地をグーグルマップでも検索しない人たちが会議しているのかという声や、候補地に名前を出しておけば秩父の人は喜ぶだろうと秩父の住民をばかにしているのかと、秩父地域に住む県民の大きな怒りを買いました。
こうした答申に拘束力はないとはいえ、社会的影響があると考えられる諮問機関の構成員については、どれだけ専門性を有しているのか、メンバーとしてふさわしいのかを客観的に確認する機会、又は機関が必要であると考えますが、知事の見解をお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
有識者等の選任に当たっては、公平性や中立性を担保することが重要と考えます。
県では、こうした方々の選任に当たり、ジェンダー主流化の考えに基づき女性委員の目標比率を達成することや、幅広い年齢層から選任することなどについて一定の基準を設けています。
その際、有識者等の意見が県民に与える影響に鑑み、有識者等には高い専門性を有していることが求められることから、それぞれの有識者等が特定の分野においてどのような知識・経験を有しているかを確認をさせていただいております。
県庁舎再整備の検討に際しては、先ほど、総務部長から答弁がありましたとおり、オフィス学、行政学、建築学、DXなどのうち、高い専門性を要し、また、様々な実績を有している方々を評価をさせていただきました。なお、この県庁再整備の5か所につきましては、一定の条件に合致した県が所有する未利用地等の候補地を県側が機械的に選定したものであり、専門家が選定には一切関わっておりません。
有識者等の選定に当たり、専門性を客観的に担保する観点から、改めて県内部における手続の見直しについても検討します。
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